「世界のエリートが学んでいる 教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた」(KADOKAWA)を出版

11月29日、新著を出します。

世界のエリートが学んでいる
教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた

教養の各分野で「これは必読」と思われる名著を100冊厳選。

ぜひ押さえたいポイントを合計688ページ、1冊あたり平均6ページでまとめた1冊です。

この本、分厚くて大きいです。厚さ37.5mm。サイズもかなりビッグ。
「100円のコーラ」と比べるとこうなります。

なぜ、こんな分厚い本を書いたのか、ですが…。

ビジネスの本質は、「問題解決」。
問題解決には、問題の本質を理解することが必要です。

問題の本質理解で必要なのが、教養です。

では教養を身につける近道は、何か?

それは意外かもしれませんが、教養の名著を読むことです。

教養の名著は、過去の賢人たちによる知識の結晶だからです。

そんな教養の名著は、知的に面白く、生きる上でも役立ちます。
だから、時代を超えて読み継がれてきました。

 

でも、教養を学ぶには高いハードルがありました。

 

まず、教養の名著は難解です。

たとえば、哲学。

カントの『純粋理性批判』。
ヘーゲルの『精神現象学』。
ハイデガーの『存在と時間』。

この3冊は「三大難解書」と呼ばれたりします。

あるいは、サイエンス。

ダーウィンの『種の起源』。
アインシュタインの『相対性理論』。
熱力学の第2法則やエントロピーの概念。

これらも難解なことで有名です。

どの本も難解でハードルが高く、途中で挫折しがちです。

でも本当は、違うんですよね。
どの本もわかりはじめるととても面白く、学びも多いのです。

しかも意外なことに、ビジネスでも役立ちます。
「難しいから読まない」のは、損していますよね。

 

さらに教養を学ぶ「入り口」になる本がありませんでした。

そもそも、読むべき教養書をまとめた本は、ほとんどありません。

実際、私もいろいろと探してみました。

西洋・東洋哲学、政治学、経済学などの名著をまとめた本はあります。しかしそういった本は、サイエンスやテクノロジーはカバーしていません。

逆にサイエンスをまとめた本は、哲学や社会科学をカバーしていません。

さらに「分野ごとのまとめ本」も、意外と解説が難しいのです。

本来の教養は、人文科学、社会科学、サイエンス、テクノロジーなどを、偏ることなく全体的にとらえて、バランスよく俯瞰できる力です。

残念ながら世の中には、これらをわかりやすく俯瞰できる教養書の入り口になる本がありません。

ここまでの話をまとめると、

「世の中にどんな教養書の名著があり、それらがお互いにどうつながるのか」を、一気通貫で、わかりやすく面白く理解できる本が、世の中にはない(泣)

のです。

でも…、

まったく異なる教養分野のつながりが見え始めると、教養を学ぶことが面白くなり、ビジネスでも役立つのです。

そこで私は考えました。

「ないのならば、自分で書いてしまえ!」

私はマーケティングが本職ですが、教養書にも幅広く接してきました。

大学は工学部出身なので、理系は専門です。

ビジネス書の著者としても、難しい理論を初心者にわかりやすく紹介する本を数多く書いてまいりました。

強い問題意識もありました。

企業研修を通じて「ビジネスパーソンの問題の本質は、考え抜く力の弱さだ」と痛感してきたのです。

一方で、問題を構造的に捉える上で、教養が役立つことも実体験してきました。

そこで、この2年をかけて書き上げたのが、本書です。

幅広い教養分野を、横断的に俯瞰し、ビジネスでどう役立つかを、面白く楽しく理解できるように、次の6章構成としています。

【第1章 西洋哲学】
ソクラテスを起点に、カントやヘーゲルなどの近代啓蒙思想、構造主義、ガブリエルの現代哲学までの西洋哲学を紹介します。

【第2章 政治・経済・社会学】
アリストテレスの政治学から始まり、ロックの自由民主主義思想、アダム・スミスやマルクスの経済学、社会学、最新の自由主義思想の課題までを紹介します。

【第3章 東洋思想】
古代の中国やインドで生まれた儒教・老子・ブッダの思想を起点に、飛鳥時代の古
代日本から現代日本までの思想の変遷、さらにインドや現代中国思想までを紹介します。

【第4章 歴史・アート・文学】
歴史書やアート、文学の名著を紹介します。

【第5章 サイエンス】
サイエンスも教養では重要な一分野です。そこでダーウィンを起点に生物学の名著をひと通り紹介した後、物理学の基礎から最新宇宙物理学、さらに科学思想も紹介します。

【第6章 数学・エンジニアリング】
技術革新は人間社会を豊かにしてきましたが、最新AIなどの登場により人間のあり方は根本から問われつつあります。そこで技術を支える数学と、基本から最新までのテクノロジーの教養書を紹介します。

このように本書は、いわば、

ソクラテスから最新AIまでの教養を、ビジネスパーソンのために、幅広く網羅した一冊

です。

これからの世の中は、深い教養を身につけているか否かで、人生が変わる時代になります。

本書は、そんな教養のエッセンスを凝縮した1冊です。まずは気になるページから読んでみて下さい。

ちなみにセレクトしたのはこんな100冊。
世の中で広く「教養書」として認知されている名著100冊を、平均1冊あたり6ページで紹介しています。

■第1章 西洋哲学
01. ソクラテスの弁明/ソクラテス/ プラトン
02. キリスト者の自由/マルティン・ルター
03. 方法序説/デカルト
04. ノヴム・オルガヌム(新機関)/フランシス・ベーコン
05. 人性論/ヒューム
06. 純粋理性批判/イマヌエル・カント
07. 精神現象学/G・W・F・ヘーゲル
08. ツァラトゥストラはこう言った/ニーチェ
09. プラグマティズム/ウィリアム・ジェイムズ
10. 精神分析学入門/フロイト
11. 現象学の理念/フッサール
12. 存在と時間/マルティン・ハイデガー
13. 論理哲学論考/ヴィトゲンシュタイン
14. 自由からの逃走/エーリッヒ・フロム
15. 夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル
16. エルサレムのアイヒマン/ハンナ・アーレント
17. 実存主義とは何か/J・P・サルトル
18. 野生の思考/レヴィ=ストロース
19. 全体性と無限/レヴィナス
20. 監獄の誕生/ミッシェル・フーコー
21. なぜ世界は存在しないのか/マルクス・ガブリエル

■第2章 政治・経済・社会学
22. 政治学/アリストテレス
23. 統治二論/ジョン・ロック
24. 社会契約論/ルソー
25. コモン・センス/トーマス・ペイン
26. 自由論/ジョン・スチュアート・ミル
27. 国富論/アダム・スミス
28. 資本論/カール・マルクス
29. プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/マックス・ヴェーバー
30. 自殺論/デュルケーム
31. 贈与論/マルセル・モース
32. 雇用、利子、お金の一般理論/ジョン・メイナード・ケインズ
33. 資本主義と自由/ミルトン・フリードマン
34. メディア論/マーシャル・マクルーハン
35. 消費社会の神話と構造/ジャン・ボードリヤール
36. 管理される心/アーリー・ラッセル・ホックシールド
37. 正義論/ジョン・ロールズ
38. 歴史の終わり/フランシス・フクヤマ
39. 正義のアイデア/アマルティア・セン

■第3章 東洋思想
40. 論語/孔子
41. 老子/老子
42. ブッダの真理のことば・感興のことば/ゴータマ・シッダッタ
43. 般若心経/玄奘
44. 聖徳太子 十七条憲法/聖徳太子
45. 古事記/天武天皇
46. 正法眼蔵/道元
47. 歎異抄/親鸞
48. 立正安国論/日蓮
49. 五輪書/宮本武蔵
50. 武士道/新渡戸稲造
51. 論語と算盤/渋沢栄一
52. 日本的霊性/鈴木大拙
53. 日本の思想/丸山眞男
54. ガンディー 獄中からの手紙/ガンディー
55. 抗日遊撃戦争論/毛沢東
56. 現代中国の父 鄧小平/エズラ・F・ヴォーゲル
57. 普遍的価値を求める 中国現代思想の新潮流/許紀霖

■第4章 歴史・アート・文学
58. 歴史とは何か/E.H. カー
59. 文明の生態史観/梅棹忠夫
60. マッキンダーの地政学/ハルフォード・ジョン マッキンダー
61. 昭和史 1926 -1945 /半藤一利
62. アメリカの世紀と日本――黒船から安倍政権まで/ケネス・B・パイル
63. 銃・病原菌・鉄/ジャレド・ダイアモンド
64. 文明の衝突/サミュエル・ハンチントン
65. サピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ
66. アート・スピリット/ロバート・ヘンライ
67. 風姿花伝/世阿弥
68. 茶の本/岡倉天心
69.「いき」の構造/九鬼周造
70. ピアノ音楽の巨匠たち/ハロルド・C・ショーンバーグ
71. ディスタンクシオン/ピエール・ブルデュー
72. ファウスト/ゲーテ
73. 罪と罰/ドストエフスキー

■第5章 サイエンス
74. 種の起源/チャールズ・ダーウィン
75. ソロモンの指環/コンラート・ローレンツ
76. 利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス
77. ワンダフル・ライフ/スティーヴン・ジェイ・グールド
78. 意識はいつ生まれるのか/ジュリオ・トノーニ/ マルチェッロ・マッスィミーニ
79. 沈黙の春/レイチェル・カーソン
80. ロウソクの科学/マイケル・ファラデー
81. 相対性理論/アインシュタイン
82. エントロピーと秩序/ピーター・W・アトキンス
83. カオス 新しい科学をつくる/ジェイムズ・グリック
84. ホーキング、宇宙を語る/スティーヴン・W・ホーキング
85. エレガントな宇宙/ブライアン・グリーン
86. 時間は存在しない/カルロ・ロヴェッリ
87. 科学と仮説/ポアンカレ
88. 科学革命の構造/トーマス・クーン
89. 二つの文化と科学革命/C・P・スノー

■第6章 数学・エンジニアリング
90. 数学序説/吉田洋一/ 赤攝也
91. 統計でウソをつく法/ダレル・ハフ
92. いかにして問題をとくか/G・ポリア
93. 素数に憑かれた人たち/ジョン・ダービーシャー
94. 因果推論の科学/ジューディア・パール
95. 通信の数学的理論/クロード・E・シャノン
96. 人月の神話/フレデリック・P・ブルックス Jr.
97. ビーイング・デジタル/ニコラス・ネグロポンテ
98. テクノロジーとイノベーション/W・ブライアン・アーサー
99. AI 2041 /カイフー・リー/ チェン・チウファン
100.CRISPR /ジェニファー・ダウドナ/ サミュエル・スターンバーグ

これら100冊は、いずれも例外なく人類としてかけがえのない知識です。

ぜひあなたのお手元に、100冊分の叡智を。

2023-10-12

「思わずためしてみたくなる マンガ マーケティング1年生」(宝島)を出版

2022年3月14日、監修を担当した新刊を上梓します。

思わずためしてみたくなるマンガ マーケティング1年生

マーケティングを初めて学ぶ人向けに、マンガでサクッと学べる本です。内容もしっかり仕上がりましたので、自信を持ってお勧めできる1冊になりました。

実は「マーケティング? もうよくわかっているよ」という人でも、意外と知らない基本は少なくありません。

たとえばSWOT分析。マーケでは基本中の基本ですが、先週のメルマガで書いたように、使えていない人が実に多いのが現実。

また3C分析は「顧客→競合→自社」の順に進めます。これもマーケの基本。でも、なぜこの順番かを説明できない人は多いのではないでしょうか?

実はこのちょっとした理解の差が、最後に大きな成果の差となって現れます。

本書は、4コママンガ込みでわずか160ページですが、こんな意外と知らない大事な基本も、しっかり押さえています。

ほかにも、マーケティング解説書ではあまりカバーしていないバイロン・シャープの考え方や、デザイン思考、サブスクなどの最新マーケティング理論も、事例を交えてわかりやすく網羅しています。

 

本書を読めば、1時間でマーケティングの基本が確実に身につきます。
ぜひご一読をお勧めします。

2022-03-08

「世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた」(KADOKAWA)を出版

11月19日に新著を出版します。

世界の起業家が学んでいる
MBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた

2019年4月刊行の「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」、2020年11月刊行の「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」に続く第3弾です。

ビジネスのプロフェッショナルになる近道は、セオリーを学ぶこと。そこでオススメは、世界の起業家が読む経営理論の必読書を読むことです。成功した起業家の多くは、読書家なのです。それは、なぜか?

私たちがビジネスで出会う悩みの多くは、世の本にすでに解決策が書いてあります。これを知っているか否かで雲泥の差。起業ではこの差が命取りになりかねません。

読書は、ビジネスの実体験を短時間で大量に疑似体験できます。読書のコスパはきわめて高いのです。成功した起業家に読書家が多いのは、読書によって膨大な量の脳内シミュレーションを行った上で、自らの経営判断を積み重ねた結果なのかもしれません。

そこで世界の起業家が学んでいる経営理論の必読書50冊を厳選し、そのエッセンスを紹介したのが本書です。

セレクトしたのはこんな50冊。ちなみに1冊平均350ページ、中には600ページ超の大著もありますが、1冊あたり6-8ページで、図解も活用してわかりやすくまとめています。

■経営と組織編
①『現代の経営 〈上・下〉』 P・F・ドラッカー
②『完全なる経営』 アブラハム・H・マズロー
③『マネジャーの実像』 ヘンリー・ミンツバーグ
④『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』 アンドリュー・S・グローブ
⑤『プロフェッショナルマネジャー』 ハロルド・ジェニーンほか
⑥『HARD THINGS』 ベン・ホロウィッツ
⑦『新版 組織行動のマネジメント』 スティーブン・P・ロビンス
⑧『組織は戦略に従う』 アルフレッド・D・チャンドラーJr.
⑨『学習する組織』 ピーター・M・センゲ
⑩『組織の罠』 クリス・アージリス

■仕組み編
⑪『競争優位の戦略』 M・E・ポーター
⑫『仮説思考』 内田和成
⑬『経営者になるためのノート』 柳井正
⑭『OODA LOOP』 チェット・リチャーズ
⑮『 Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法OKR』 ジョン・ドーア
⑯『失敗の科学』 マシュー・サイド
⑰『偶然の科学』 ダンカン・ワッツ
⑱『ザ・ゴール』 エリヤフ・ゴールドラット
⑲『リーン生産方式が、世界の自動車産業をこう変える。』 ジェームズ・P・ウォマックほか
⑳『起業の科学』 田所雅之
㉑『はじめの一歩を踏み出そう』 マイケル・E・ガーバー
㉒『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』 入山章栄
㉓『兵法三十六計』 檀道済(解説:守屋洋)

■人材編
㉔『ハーバードで教える人材戦略』 M・ビアーほか
㉕『WHYから始めよ!』 サイモン・シネック
㉖『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』 ダニエル・コイル
㉗『恐れのない組織』 エイミー・C・エドモンドソン
㉘『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』 アダム・グラント
㉙『1兆ドルコーチ』 エリック・シュミットほか
㉚『破天荒! サウスウエスト航空――驚愕の経営』 ケビン・フライバーグ/ジャッキー・フライバーグ
㉛『米海軍で屈指の潜水艦艦長による「最強組織」の作り方』 L・デビッド・マルケ
㉜『NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX』 リード・ヘイスティングス/エリン・メイヤー

■お金編
㉝『稲盛和夫の実学』 稲盛和夫
㉞『起業のファイナンス増補改訂版』 磯崎哲也
㉟『会計の再生』 バルーク・レブ/フェン・グー
㊱『無形資産が経済を支配する』 ジョナサン・ハスケル/スティアン・ウェストレイク
㊲『情報経済の鉄則』 カール・シャピロ/ハル・ヴァリアン

■リーダーシップ編
㊳『経営者の条件』 P・F・ドラッカー
㊴『君主論』 マキアヴェッリ
㊵『自助論』 サミュエル・スマイルズ
㊶『EQ こころの知能指数』 ダニエル・ゴールマン
㊷『オーセンティック・リーダーシップ』 ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
㊸『運のいい人の法則』 リチャード・ワイズマン
㊹『やり抜く力 GRIT』 アンジェラ・ダックワース
㊺『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』 マーシャル・ゴールドスミスほか
㊻『座右の書 「貞観政要」』 出口治明

■社会と未来編
㊼『タテ社会の人間関係』 中根千枝
㊽『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』 山岸俊男
㊾『ドーナツ経済学が世界を救う』 ケイト・ラワース
㊿『宇沢弘文の経済学』 宇沢弘文

本書をお読みいただいて内容を消化した上で、興味がある一冊をさらに熟読すれば、確実にビジネス力が上がると思います。ぜひご一読下さい。

 

 

 

 

2021-11-14

「MBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」(KADOKAWA)を出版

11月13日に新著を出版します。アマゾン予約も開始しました。

世界のエリートが学んでいる
MBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた

 

2019年4月に出版し、10万部達成した「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」の続編です。

マーケティングの世界は変化が激しく、10年前の定石が古くなったりします。
最新マーケティング理論を学び続ける必要があります。
しかしこの見極めが難しいのが、悩みどころ。

本書は、定番書から最新理論までマーケティング良書50冊を選び、マーケティングはこの1冊で分かるように、「仕事でどう活かせるか」「わかりやすさ」「面白さ」の3つを重視してまとめました。

早稲田大学ビジネススクール教授であり、日本マーケティング協会・理事長の内田和成先生からご推薦もいただきました。身に余る光栄です。

マーケティング力をさらにつけたい方は、ぜひご一読ください。

本書に掲載したのは、次の50冊です。

■第1章■戦略
『T・レビット マーケティング論』 セオドア・レビット
『コトラー、アームストロング、恩藏のマーケティング原理』 フィリップ・コトラー他
『ポジショニング戦略[新版]』 アル・ライズ/ジャック・トラウト
『エスキモーに氷を売る』 ジョン・スポールストラ
『ブランディングの科学』 バイロン・シャープ
『ブランディングの科学 新市場開拓篇』 バイロン・シャープ/ジェニー・ロマニウク
『確率思考の戦略論』 森岡毅/今西聖貴
『両利きの経営』 チャールズ・A・オライリー/マイケル・L・タッシュマン
『OPEN INNOVATION ハーバード流 イノベーション戦略のすべて』 ヘンリー・チェスブロウ
『アイデアのつくり方』 ジェームス・W・ヤング
『[新装版]商いの道』 伊藤雅俊
『[新装版]山本七平の日本資本主義の精神』 山本七平
『コトラーのマーケティング3・0』 フィリップ・コトラー/ヘルマワン・カルタジャヤ他

■第2章■ブランドと価格
『ブランディング22の法則』 アル・ライズ/ローラ・ライズ
『エッセンシャル 戦略的ブランド・マネジメント 第4版』 ケビン・レーン・ケラー
『ブランド論』 デービッド・アーカー
『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?』 ジョン・ムーア
『価格戦略論』ヘルマン・サイモン/ロバート・J・ドーラン
『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか』 エイドリアン・スライウォツキー

■第3章■サービス・マーケティング
『真実の瞬間 SASのサービス戦略はなぜ成功したか』 ヤン・カールソン
『ラブロック&ウィルツのサービス・マーケティング』 クリストファー・ラブロック/ヨッヘン・ウィルツ
『顧客体験の教科書』 ジョン・グッドマン
『おもてなし幻想』 マシュー・ディクソン他
『マッピングエクスペリエンス』 ジェームズ・カールバック
『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』 ロバート・F・ラッシュ/スティーブン・L・バーゴ
『サービス・イノベーションの理論と方法』 近藤隆雄
『「闘争」としてのサービス』 山内裕

■第4章■マーケティング・コミュニケーション
『「売る」広告[新訳]』 デイヴィッド・オグルヴィ
『ブランドは広告でつくれない 広告 vs PR』 アル・ライズ/ローラ・ライズ
『費用対効果が23%アップする 刺さる広告』 レックス・ブリッグス/グレッグ・スチュアート
『急に売れ始めるにはワケがある』 マルコム・グラッドウェル
『アイデアのちから』 チップ・ハース/ダン・ハース
『ウソはバレる』 イタマール・サイモンソン/エマニュエル・ローゼン

■第5章■チャネルと販売
『流通チャネルの転換戦略』 V・カストゥーリ・ランガン
『私のウォルマート商法』 サム・ウォルトン
『21世紀のチェーンストア』 渥美俊一
『なぜこの店で買ってしまうのか ショッピングの科学』 パコ・アンダーヒル
『小売再生 リアル店舗はメディアになる』 ダグ・スティーブンス
『大型商談を成約に導く「SPIN」営業術』 ニール・ラッカム
『チャレンジャー・セールス・モデル』 マシュー・ディクソン/ブレント・アダムソン
『隠れたキーマンを探せ!』 ブレント・アダムソン/マシュー・ディクソン他
『サブスクリプション』 ティエン・ツォ他
『カスタマーサクセス』 ニック・メータ他
『成約のコード』 クリス・スミス

■第6章■市場と顧客
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』 ハンス・ロスリング他
『大本営参謀の情報戦記 情報なき国家の悲劇』 堀 栄三
『思考 日本企業再生のためのビジネス認識論』 井関利明/山田眞次郎
『統計学が最強の学問である』 西内啓
『ブラック・スワン[上・下]』 ナシーム・ニコラス・タレブ
『限界費用ゼロ社会』 ジェレミー・リフキン

 

2020-10-22

「超実践マーケットイン企画術」(PHP研究所)を出版

2019/12/20に、新著を出版します。

超実践マーケットイン企画術
7つのテンプレートで「お客様のニーズ」がつかめた

私が日本IBMでマーケットイン志向の方法論を使って、実際にどのように企画を立てて成果を出したかを図解でわかりやすくご紹介した1冊です。

皆様の仕事で役立てるテンプレートも付いています。ぜひご活用下さい。

2019-12-20

「売ってはいけない」(PHP新書)を出版

2019/10/16(水)に、新著を出版します。

売ってはいけない
売らなくても儲かる仕組みを科学する

世の中には正しい売り方を知らない人が、意外と多くいます。
セールスの達人と言われる人も、例外ではありません。

「数字は、人格」「セールスが一番偉い」
「大事なのは売上。今期売上に関係ない活動はやめろ」
「売上目標達成が厳しいから、これから1ヶ月間、全員売り子だ」
こう言い続けた凄腕営業出身の経営者が、会社を低迷させてしまったり…。

手当たり次第に電話したり、飛び込み営業したりして、お客さんがどんな人かわからないまま販売していたり…。

このような販売至上主義で売れた時代は、とうの昔に終わりました。
世の中は急速に変わっています。
いまや「売ってはいけない」のです。たとえば、

・「売らない店」が、時代の最先端になり、
・商品開発の方法論は、まったく変わり、
・流行のサブスクリプションは、従来の売り方では失敗するし、
・「カスタマーサクセス」という新しい仕事も生まれています。

しかし世の中では、いまだ昭和の「大量生産・大量販売」のやり方が主流です。

「マーケティングの究極目的は販売を不要にすることだ」と言ったのは、かのドラッカーです。

本書では、様々な企業や店舗の意外な戦略を取り上げて、

■「売らない」戦略でV字回復を遂げたネスレ
■「多くの商品は売らない」と決めてバカ売れしたジャパネットたかた
■「多数客には、売らない」ことで業績回復したマクドナルド
■超「上から目線」で売る気がなさそうなのに行列のカレー店の秘密
マルイではすでに商品を売っていない

ゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などのマーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を紹介していきます。

 

目次です。

第1章 無理に売るのをやめたら、儲かるようになった
第1話 自分で売らずに、お客に売ってもらう
第2話 店で売るのは、やめる
第3話 売る以外で、儲ける
第4話 必要な数よりも、1個少なく売る

第2章 その売り方で、売ってはいけない
第5話 そのお客に、売ってはいけない
第6話 他社と同じ商品を売っているのに、お客から「買いたい」と言う理由
第7話 好調な会社には、売るな
第8話 販売ノルマは、逆効果

第3章 お客を知らずに、売ってはいけない
第9話 「買う」理由は4段階で変化する
第10話 お客にメリットがなければ、売れない
第11話 品揃えで売ってはいけない
第12話 お客は減らせ

第4章 盛りすぎで、売ってはいけない
第13話 言葉や情報を盛ると、売れなくなる
第14話 このNGワードで、売ってはいけない
第15話 みんな知っているのに、売れない理由

第5章 大市場に、売ってはいけない
第16話 商品開発するな。顧客開発せよ
第17話 多数顧客に売ってはいけない
第18話 売れ筋の真似では売れないが、真似でも勝てる方法もある
第19話 目新しさで、売ってはいけない
第20話 常識外れの商品が、売れる理由

第6章 売れる価格で、売ってはいけない
第21話 「売れる価格」よりも「売る価格」
第22話 低価格戦略は、高価格戦略よりもはるかに難しい
第23話 売ると失敗するサブスクリプションモデル

長めのあとがき 売れない失敗こそ、バカ売れの種

あらゆる商売で、販売は欠かせません。
「売らなくても儲かる」仕組みを作るために、ぜひお役立て下さい。

2019-10-10

「MBA必読書50冊」が学べる夜学・永井塾、開催中

「経営戦略理論を学びたい。でもあまり細かい理論を正確に知りたいわけじゃない。忙しくて時間もない。要は仕事で何が役立つキモかを、ザックリ知りたい」

そんなビジネスパーソンのために、勉強会「夜学・永井塾」を行っています。テキストは永井孝尚著「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」。11回シリーズでMBA必読書50冊をカバーします。詳細はこちら

2019年5月29日に第1回目を開催しました。

毎月第三水曜日の夜に行っています。ご参加をお待ちしております。

2019-05-29

「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」(KADOKAWA)を出版

2019年4月22日、KADOKAWAから「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」を出版しました。

「セオリーを学ぶ機会がないなぁ」とお考えの方は多いと思います。近道は、海外MBAエリートが読むような、時代を超えて読み継がれる骨太ビジネス書を読み込むことです。

でも何読んだら良いかわからないし、敷居も高いし、そもそも時間もないのが悩みどころですよね。

そこで海外MBAエリートの必読書50冊を1冊(336ページ)にまとめたのが本書です。

ただ、単なる50冊の要約書だと退屈…。そこで「仕事でどう活かせるか」「わかりやすさ」「面白さ」の3点を重視し、全体で次の6章構成にしました。

■第1章 戦略 [10冊]
たとえばマイケル・ポーターの「競争戦略」を、身近なコンビニで紹介しています。

■第2章 顧客とイノベーション [6冊]
たとえばフレデリック・ライクヘルドの「顧客ロイヤルティ」を、「ディズニー命」の知人を例に紹介しています。

■第3章 起業と新規事業 [10冊]
たとえばスティーブ・ブランクの「顧客開発モデル」を、エアウィーヴを愛用する浅田真央さんを例に紹介しています。

■第4章 マーケティング [5冊]
たとえばデービッド・アーカーの「ブランドアイデンティティ」を、「あしたのジョー」の矢吹丈と丹下段平にたとえて紹介しています。

■第5章 リーダーシップと組織 [11冊]
たとえばエドガー・シャインの「企業文化」の変革を、バンジージャンプにたとえて紹介しています。

■第6章 人 [8冊]
たとえばロバート・チャルディーニの「返報性」を、デパ地下の試食を例に紹介しています。

こんな感じで骨太な経営理論書50冊を、身近な事例を使い噛み砕いてご紹介し、仕事に役立つポイントを1冊5分で掴めるようしています。

収録しているのは、この50冊。

■■「戦略」の10冊■■
・『新訂 競争の戦略』 M・E・ポーター
・『競争戦略論 Ⅰ』 M・E・ポーター
・『戦略サファリ 第2版』 ヘンリー・ミンツバーグ
・『競争優位の終焉』 リタ・マグレイス
・『良い戦略、悪い戦略』 リチャード・P・ルメルト
・『ゲーム理論で勝つ経営』 B・J・ネイルバフ,A・M・ブランデンバーガー
・『コアコンピタンス経営』 ゲイリー・ハメル
・『企業戦略論【競争優位の構築と持続】』 ジェイ・B・バーニー
・『ダイナミックケイパビリティ戦略』 デビット・J・ティース
・『知識創造企業』 野中郁次郎+竹内弘高

■■「顧客」と「イノベーション」の6冊■■
・『顧客ロイヤルティのマネジメント』 フレデリック・F・ライクヘルド
・『ネット・プロモーター経営』 フレデリック・F・ライクヘルド
・『キャズム2』 ジェフリー・ムーア
・『イノベーションのジレンマ』 クレイトン・クリステンセン
・『イノベーションへの解』 クレイトン・クリステンセン
・『ジョブ理論』 クレイトン・クリステンセン

■■「起業」と「新規事業」の10冊■■
・『企業家とは何か』 J・A・シュンペーター
・『アントレプレナーの教科書[新装版]』 スティーブン・G・ブランク
・『リーン・スタートアップ』 エリック・リース
・『トヨタ生産方式』 大野 耐一
・『アダプト思考』 ティム・ハーフォード
・『ZERO to ONE』 ピーター・ディール
・『[新版]ブルー・オーシャン戦略』 W・チャン・キム&レネ・モボルニュ
・『ブルーオーシャンシフト』 W・チャン・キム&レネ・モボルニュ
・『発想する会社』 トム・ケリー
・『MAKERS』 クリス・アンダーソン

■■「マーケティング」の5冊■■
・『ブランド優位の戦略』 デービッド・A・アーカー
・『価格の掟』 ハーマン・サイモン
・『フリー』 クリス・アンダーソン
・『パーミッション・マーケティング』 セス・ゴーディン
・『戦略販売』 R.B.ミラー

■■「リーダーシップ」と「組織」の11冊■■
・『エクセレントカンパニー』 トム・ピータース
・『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』 ジム・コリンズ
・『ビジョナリー・カンパニー2 – 飛躍の法則』 ジム・コリンズ
・『日本の優秀企業研究』 新原 浩朗
・『ティール組織』 フレデリック・ラルー
・『企業変革力』 ジョン・P・コッター
・『企業文化 生き残りの指針』 E. H. シャイン
・『巨像も踊る』 ルイス・ガースナー
・『スターバックス再生物語』 ハワード・シュルツ
・『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝』 ロバート・アンダーソン
・『幸之助論』 ジョン・P・コッター

■■「人」の8冊■■
・『人を伸ばす力』 エドワード・L・デシ
・『フロー体験入門』 M・チクセントミハイ
・『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』 アダム・グラント
・『予想通りに不合理』 ダン・アリエリー
・『選択の科学』 シーナ・アイエンガー
・『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』 ロバート・B・チャルディーニ
・『さあ、才能に目覚めよう 新版』 トム・ラス
・『リーディングス ネットワーク論』 野沢 慎司(編・監訳)

お読みいただくと、この50冊にある経営戦略が一通り掴めます。
ぜひ皆様の日々の仕事にお役立ていただければ幸いです。

 

2019-04-22

「なんで、その価格で売れちゃうの?」(PHP新書)を出版

2018年11月18日、PHP研究所から「なんで、その価格で売れちゃうの?」を出版しました。

なんとなく価格を決めることって、意外と多くありませんか?
「儲け」を決めるために大切なのが、価格です。

利益 = 販売量 × 価格 − コスト

「売れ」とか「ムダ省け」はよくいわれますが、「価格を考えろ」という人は意外と少ないですよね。
価格をしっかり考えれば、差をつけられます。

ただ価格戦略の本というと、難しい本が多いのも事実。
そこで身近な事例で、誰にでもわかりやすく価格戦略を紹介しました。

■結婚指輪に何十万円も払う理由:行動経済学で読み解く「アンカリング効果」
■ニトリと激安ティム・ホー・ワンに学ぶ「コストリーダーシップ戦略」
■洋服の定額借り放題サービスがなぜ儲かる? 「サブスクリプションモデル」が拡大するワケ
■参加費0円の婚活パーティから見える「フリーミアムビジネス」の勘所

などなど、よく目にするあのお店、あの商品の「価格のナゾ」を行動経済学とマーケティング理論で解き明かします。

行動経済学の力を借りて人の心のメカニズムを知り、マーケ理論で考えれば、場当たり的に値下げ、値上げをしなくてもよくなります。

消費税アップに向けて、ぜひお役立て下さい。

■■本書の目次■■
第1章 水道水と同じ味なのに、100円のミネラルウォーターを買うワケ

【第1部 値下げしても儲かるカラクリ】
第2章 なぜミシュラン1つ星の香港点心が激安580円なのか
第3章 参加費0円。婚活パーティのナゾ
第4章 服は「売る」よりも、月5800円で「貸す」が儲かる
第5章 1000円の値引きより、1000円の下取り
第6章 商品数を1/4にしたら、6倍売れたワケ

【第2部 値上げしても爆売れするカラクリ】
第7章 大人気・順番待ちの一本25万円生ハムセラー
第8章 価格を2倍にしたら、バカ売れしたアクセサリー
第9章 1ドル値下げのライバルに、1ドル値上げで勝ったスミノフ

 

 

2018-11-18

「売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証」(幻冬舎)を出版

2018年4月5日、幻冬舎から「売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証」を出版しました。

「なかなか売れない」「行き詰まってる」「失敗が許されない」……

このように悩む現場の方によくお会いします。
頑張っているのに、なぜ数字に結びつかないのか?

「仮説検証で、トルネード(竜巻)のように螺旋を描きながら、上昇気流を生み出そう」と考えれば、いろいろなことが見え始め、閉塞状況を打開でき、成長を生み出すことができます。

そこで一人ですぐ始められ、組織を変える原動力にもなる「トルネード式 仮説検証」を、この一冊にまとめました。

第1章 衰退する組織、成長する組織
・「上が企画を却下するから、新しいことができない」という悩み
・海外は失敗前提で成長していく
・日本人の良さを活かすには

第2章 トルネード式 仮説検証の進め方
・「トルネード式仮説検証」の概要
・第1段階 「解決すべき問題」を決める
・第2段階 少人数プロジェクトで方向性を決定
・第3段階 仮説検証サイクルを回し続ける
・「あるべき姿」を実現する前に、必ず新たな「あるべき姿」を考える
・トルネード式仮説検証で、個人も企業も変わる

第3章 「成長パターン」企業の取り組み
・「成長パターン」企業から学ぶ
・株式会社ジャパネットたかた (髙田旭人社長)
・日本マクドナルド株式会社 (下平篤雄副社長兼COO)
・株式会社ソラコム (玉川憲社長)

第4章 「実際にどうすればいいのか」問題と対応策
・問題01「『解決すべき問題』が思いつかない……」
・問題02「チームを作ったけど、何をやればいいの?」
・問題03「チームの意見がまとまらない」
・問題04「やる気がない参加者がいる」
・問題05「最初の仮説が作れない」
・問題06「仮説が検証できない」
・問題07「議論が散漫になり、収束しない」
・問題08「なかなか決められない」
・問題09「決めたことが進んでいない」
・問題10「やることが多すぎる」
・問題11「失敗が怖い。なかなか学べない」
・問題12「失敗の繰り返しで心が折れそうだ」 216
・問題13「速すぎてしんどい」
・問題14「やりたいけど上司がトップダウンでムリ」
・問題15「Mr.ノーがいる」
・問題16「部下がネガティブで動いてくれません」
・問題17「ウチもやりたい。ポイントは?」
・問題18「いくら言っても動かない」

2018-04-05

「マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?」(SBクリエイティブ)を出版

2018年2月21日、「マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?」を出版しました。

新卒で入社した企業をリストラされたOLが、伝説のカリスママーケッターの元に弟子入りし、数々の難題を解決しながら、ヒット商品を生み出していくストーリーです。

初心者もマーケティングを1時間で楽しく学べます。

 

 

2018-02-21

自律型人材の育成プログラム『「あなた」という商品を高く売る方法』を開始

いま、多くの企業が、自らが考え、自発的に新たな問題へ挑戦することを通じ、自らが成長する「自律型人材の育成」を、人材育成の基本戦略に位置づけています。

そこで「自律型人材」になるための気づきとその方法論を学ぶプログラムを提供します。

働ける限り働く。それが当然の未来では、いかに満足できる仕事に就けるかは「あなた」個人の売り方にかかっています。必要なのは、「あなた」自身を商品に見立て、マーケティング戦略の考え方を応用し、キャリアを築くこと。競争戦略、バリュープロポジション、仮説検証など、さまざまなマーケティング戦略の手法が、あなたの武器になります。

当プログラムでは、著書『「あなた」という商品を高く売る方法』をベースに、講演とミニワークショップを通じ、自分のキャリアを創り上げる考え方を、事例を交えてわかりやすく紹介していきます。

詳しくはこちらをご覧下さい。

2017-10-07

『「あなた」という商品を高く売る方法』(NHK出版新書)を出版

2017年8月8日、『「あなた」という商品を高く売る方法 -キャリア戦略をマーケティングから考える』を出版しました。

いまや自分のキャリアを会社任せにできない時代です。
現代のビジネスパーソンは「自分という商品づくり」を考えることが必要です。

ここで役立つのが、マーケティング戦略の考え方。
「商品づくり」と「自分のキャリアづくり」の基本は、同じなのです。

本書では、『「あなた」という商品を高く売る方法』を、マーケティング戦略をまったく知らない人でもよくわかるように、身近な企業や個人の事例を紹介しながら、わかりやすく10ステップでマーケティング理論で裏付けつつ解説しています。

第1章 「競争しない」ための戦略 (競争戦略論)
第2章 AIに仕事を奪われない方法 (イノベーション)
第3章 「戦わずして勝つ」のが真の戦略 (バリュープロポジション)
第4章 「あなたの強み」を育てる (強みの構造とセレンディピティ)
第5章 リスクを下げて何度も挑戦する (リアルオプション理論)
第6章 没頭すれば一流になれる (内発的動機付けとフロー理論)
第7章 あなたの物語が奇跡を生み出す (センスメイキング理論)
第8章 失敗があなたの武器になる (仮説検証とアダプト思考)
第9章 コンフォートゾーンから脱出せよ (ダイナミックケイパビリティ)
第10章 「自分のため」から「社会のため」 (ソーシャルネットワーク理論と利他的動機付け)

 

 

2017-08-08

『残業ゼロを実現する「朝30分で片づける」仕事術』(KADOKAWA)を出版

2017年6月15日、『残業ゼロを実現する「朝30分の仕事術」』を出版しました。

私はハードワーカーが多い日本IBMで30年仕事をしてきましたが、私は40代後半以降は残業ゼロでした。その秘密が朝時間活用。残業しない分、プライベートを充実させて、会社員時代に本も出版しました。このノウハウを本書に凝縮しています。

「生産性を高めて、残業をゼロにしたい」という方に、お役に立てば幸いです。

2017-06-15

朝活勉強会「永井塾」を開始

2017年3月6日から、朝活勉強会「永井塾」を開始しました。

永井塾は、永井孝尚が主催する少人数制の朝活勉強会です。毎回マーケティング戦略力を高めるための幅広いテーマを設定、講義と議論を通じて、未来を創るビジネス力を身につけていきます。

第1回目は、「お客様が買う理由を考える」というテーマで、講義と議論を行いました。

 

永井ゼミは毎月第1水曜日の早朝、東京都内で行います。

詳細はこちらをご覧ください。

 

 

2017-03-07

『これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング』を出版

うどんからきゃりーぱみゅぱにゅまで、
一発逆転の売る方法!

2016年10月5日に、『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』をSB新書から出版しました。

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なぜ「あれ」は売れるのに、「これ」は売れないのか?

マーケティングは、勉強したいと思いつつ、つい後回しになりがちです。そこで本書は、身近な事例でマーケティングが学べる、8つの物語を収録しました。モ ノを売る仕事をする人にとって、マーケティングの知識は必須です。この1冊から、マーケティングに親しめば、きっと明日からあなたの売り方が変わるはずです。

【目次】

第1章 腕時計をする人は少ないのになぜ腕時計のCMは増えているのか?
──「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン戦略」

第2章 人はベンツを買った後どうしてベンツの広告を見てしまうのか
──「顧客」と「ブランド」

第3章 雪の北海道でマンゴーを育てる?
──「商品戦略」と「顧客開発」

第4章 あの行列のプリン屋が赤字の理由
──「価格戦略」

第5章 なぜセブンの隣にセブンがあるのか?
──「チャネル戦略」と「ランチェスター戦略」

第6章 女性の太った財布には、何が入っているのか
──「プロモーション戦略」と「マーケティングミックス(4p)」

第7章 きゃりーぱみゅぱみゅは、なぜブレイクしたのか?
──「イノベーター理論」と「キャズム理論」

第8章 古本屋がふつうの本屋より儲かる理由
──「マイケル・ポーター5つの力」と「競争戦略」

 

とてもわかりやすく書いていますが、主要なマーケティング理論のキモを、2時間で理解できるようになっています。

「マーケティングを学びたい」という人にお勧めです。

 

2016-10-05

『そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル』を出版

『そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル』を、4月14日に出版しました。

「そうだ星を売ろう」表紙

 

シリーズ60万部を突破した『100円コーラ』シリーズ、そしてその後の『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ』に続く、新たなビジネスエンターテイメントです。

今回の舞台は、南信州の温泉郷。

「温泉郷だけが売りだと、衰退の一方だ。そうだ。満天の星空を売ろう」と立ち上がり、2015年に星空で観光客6万人を集客した、長野県阿智村。

その取り組みを実際に取材し、経営理論で裏付けしつつ、取材・執筆に6ヶ月間をかけて、楽しめる物語に仕上げました。

本書の紹介文です。

長野県の阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語。

温泉旅館で働く新人・諸星明は、衰退する温泉郷の立て直しに挑戦する。しかし周囲は無関心。過去の成功体験が忘れられない反対派もいる逆風のなか、諸星と数人の仲間で始めた「ディズニーを超える」という挑戦は、「売れない時代」の新しいビジネスモデルを創りあげていく――。

ヒトなし、カネなし、モノなしの限られた状況の中、諸星は新規事業を成功できるのか? 長野県・阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語。

 ジョン・P・コッターの「企業変革の8ステップ」を中心に、ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』、ジェイ・B・バーニーの『企業戦略論』、『ゼロ・トゥ・ワン』『アダプト思考』『リーンスタートアップ』『競争優位の終焉』など最新ビジネス理論を網羅した、ストーリーで「企業変革」が学べる1冊

また、目次は次のようになっています。

プロローグ 廃れた温泉郷が、ディズニー超え?
第1章 温泉郷の強みは、温泉か? 【大量生産・大量販売時代の終わり】
第2章 そうだ、星を売ろう! 【「当たり前のもの」が強みに変わる】
第3章 星の村 【コッターの企業変革力】
第4章 星のガイド 【ヒト・モノ・カネより大切なもの】
第5章 見えない星空 【リスク管理と失敗の3ステップ】
第6章 星のタウンミーティング 【抵抗勢力を味方につける】
第7章 星の絆 【「やりたいからやる」モチベーション3.0】
第8章 星の特産品 【1を100に育てるリーンスタートアップ】
第9章 五平餅協力隊 【ビジネスは合理的に判断できない】
第10章 星の模倣 【競争優位性の終焉と終わらない変革力】
エピローグ 成功体験を捨てる勇気

 

阿智村から学べることは、沢山あります。

地方創生マーケティングがテーマですが、地域や観光業に留まらず、多くの業界で価値創造に取り組む人たちにお読みいただければと思います。

 

 

 

 

2016-04-14

『文庫版100円コーラ』を出版

「100円のコーラを1000円で売る方法」の文庫版が出版されました。

コーラ1文庫版表紙カバー

主人公・宮前久美のイメージを一新した表紙になりました。
文庫になったことでお求めやすい価格になっています。

「コーラシリーズをまだ読んだことがない」という方は、この機会にぜひどうぞ。

 

 

 

2016-02-28

オフィス永井株式会社は、ウォンツアンドバリュー株式会社に社名変更

オフィス永井株式会社は、2013年7月に創設以来、1年半活動してまいりました。

これもすべて皆様の暖かいご支援の賜物と深く感謝しております。

2015年1月、活動をより広げていくために、「ウォンツアンドバリュー株式会社」に商号を変更し、よりよい社会の発展に貢献できるように、さらなる進化を図って参ります。

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何とぞご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 

ウォンツアンドバリュー株式会社 代表取締役 永井孝尚

2015-01-16

2014/10/04 10月〜12月の講演予定 (公開分)

「一度、永井さんの講演を聴きたいんですけど」というお問い合わせをよくいただきます。

ありがたいことに2014年10月から12月にかけて、多くの講演会にお招きをいただいています。

公開されているものも多いので、まとめてみました。参加条件と申込みは、リンク先を参照ください。

10/09(木) 経営革新協議会 (@八重洲。中小企業経営者対象。非会員有料)

10/17(金) BBJ (IBM OB会) (@箱崎。IBM社員 & IBM OB限定)

10/22(水) ジェイカレッジ出版記念講演会 (@虎ノ門。松山真之助さん主催)

11/13(木) ニッポンクラウドワーキンググループ (@大久保)

11/20(木) ITメディアエグゼクティブ勉強会 (@赤坂。企業管理職対象)

12/06(土) 読書会bizima (@目黒)

 

2014-10-04

『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を出版

2014/9/11、KADOKAWA中経出版から『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』を出版しました。

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実はコーヒー業界は、ビジネス戦略の宝庫です。

そこで本書はコーヒー業界を舞台に、いま注目されているコーヒー業界の最新事例を通じて、さまざまなビジネス戦略をわかりやすく学べる本になっています。

『100円のコーラ』同様、本書でも新たに個性的な人たちが登場し、ビジネス戦略論としてもエンタテインメントとしても楽しんでいただける本に仕上げました。

さらに1年前に独立してクライアント企業様と一緒に学んできた内容を取り込んでおり、実務にも役立つ内容になっています。

2014-08-26

「図解 100円のコーラを1000円で売る方法」を出版しました

シリーズ50万部の「100円のコーラを1000円で売る方法」全3巻で紹介した経営理論・マーケティング理論のエッセンスを、図解で全96ページでわかりやすくコンパクトにまとめた、「100円コーラ」シリーズの図解版を出版しました。

表紙写真

中身はこんな感じで、見開き2ページで1テーマをご紹介し、30テーマを、全96ページの薄い本に、図解でコンパクトにまとめています。

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コーラシリーズ全3巻に収録されている幅広い最新ビジネス理論をクイックにわかりやすく学べる、かなりお得感がある本です。

若手ビジネスパーソンは仕事の学びのために、経験豊富なビジネスパーソンの方は知識の棚卸しに、学生の皆様は社会勉強に、お役立ていただければと思います。

 

2014-06-13

「『戦略力』が身につく方法」を出版しました

2013/9/19、PHPビジネス新書から、「『戦略力』が身につく方法」を出版されました。

本書は、5年前に自費出版した処女作「戦略プロフェッショナルの心得」と、同じく大震災直後に自費出版した「バリュープロポジション戦略50の作法」の2冊をベースにしています。

おかげさまで、2008/9に自費出版した「戦略プロフェッショナルの心得」は、当初印刷した2,000冊が完売しました。

また、2011/3に自費出版した「バリュープロポジション戦略50の作法」は、2回の増刷で印刷した合計5,000冊のうち、現時点で4,500冊が売れました。有り難いことに、「戦略で本当に必要なことが、コンパクトにまとまっている」とご評価をいただいています。

自費出版本がこれだけ売れたのは、異例のことだと思います。恐らくこのブログをご覧になっておられる方々の多くが、この2冊をお読み下さっているかと思います。心から感謝申し上げます。

現在の講演活動や著作活動のコンテンツのうち、多くの原型がこの2冊に書かれています。この2冊は私の原点です。

一方で、その後の3-5年を通じて、さらに色々な学びがありました。

そこで本書「『戦略力』が身につく方法」では、この2冊をベースに、最新事例を反映し、さらにその後の私の様々な経験を書き加えた一方で、表現をよりわかりやすくシンプルにするなどして、大幅に加筆訂正を行いました。

その結果、オリジナルの2作が原型を留めないほど大幅に書き直された、全く別の本になりました。

書店で見かけられましたら、是非お手に取って見て下さい。

2013-09-19

オフィス永井を設立、代表に就任しました

オフィス永井を設立しました。

当ホームページにありますように、「マーケティング」と「戦略思考」の切り口で、執筆研修講演を3本柱として、日本企業と日本のビジネスパーソンがより元気になるお手伝いをさせていただきたく思っております。

今後ともご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

2013-07-01

30年間お世話になった、日本アイ・ビー・エム株式会社を卒業しました

2013/6/28(金)は、1984年の新卒入社以来、30年間お世話になった日本IBMの最終出社日になりました。

入社当初は、ソフトウェア日本語サポート技術支援部門に配属。その後製品プランニングプロセスを通じて慣れないグローバルコミュニケーションを体験しました。

1990年代、大和研究所で製品プランナーとして新製品を立ち上げ、プリセールス、SIプロジェクトマネージャー、開発マネージャーと、プロダクトライフサイクルを一通り担当しました。

1998年から14年間、マーケティングマネージャとしてマーケティングを徹底的に学ばせていただきました。

2012年3月からはソフトウェア事業にて、スキル開発責任者として、戦略策定と実施を担当させていただきました。

IBMという世界最高のグローバルカンパニーで30年間働かせていただき、仕事を通してとても多くのことを学ばせていただきました。「仕事を通じてでしか、学べないことがある」と実感しています。本当に有難いことです。

心から愛してやまないIBMで30年間仕事をしてきたことは、自分にとって大きな誇りです。

 

2013/7/1(月)からは、個人として活動を始める予定です。

実は30代の頃から「50歳になったら独立」と決めていました。1年遅れの51歳で実現です。

日本がもっと元気になるように、個人として色々なことをやっていきたいと考えております。

引き続きよろしくお願いいたします。

2013-06-28

『100円のコーラを1000円で売る方法 3』を出版しました

『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ第三弾で、シリーズ完結編『100円のコーラを1000円で売る方法3』を出版しました。

『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズは、現在の日本に求められているビジネスの基本について、物語でわかりやすく楽しみながら学ぶことができます。

第一弾は、駒沢商会の商品プランナー・宮前久美と、ライバルのバリューマックス社のセールス・内山明日香の個人対決を描き、マーケティング理論の基礎と、知っているようでしらない顧客中心主義について学べる内容でした。

第二弾は、駒沢商会とバリューマックス社の会社対決を描き、ビジネス戦略の基礎と、日本が長年陥っている成功体験からの脱却のための仮説思考・論点思考が学べる内容でした。

第三弾の本書では、駒沢商会・バリューマックス社に、さらにグローバルトップ企業のガンジーネット社が加わり、イノベーション、グローバル戦略、さらに最新のデジタル戦略も学べるようになっています。

第三弾の本書は、クレイトン・クリステンセンが提唱した理論「イノベーションのジレンマ」がベースになっています。

「イノベーションのジレンマ」はやや難解な理論ですが、実は日本が20年間低迷している一つの理由は、日本全体が「イノベーションのジレンマ」に陥っていることにあります。本書はこの「イノベーションのジレンマ」について書かれた世の中にある本の中で、恐らく一番わかりやすい本になっています。

本書は他にも、下記の理論についてわかりやすく紹介しています。

・ソーシャルメディア・マーケティング
・フリーミアム
・オープン戦略
・M&A戦略
・グローバル戦略
・ビッグデータ

2013-06-10

コミック版『100円のコーラを1000円で売る方法』を出版しました

阿部花次郎さんの素晴らしい画で、「100円のコーラを1000円で売る方法」のコミック版が出版されました。

まさに私がイメージしていた宮前久美に与田誠。これが画になって動いているのを見たときは感動ものでした。阿部花次郎さんに感謝。

 

2013-05-18

多摩大学大学院経営情報研究科 客員教授に就任しました

多摩大学大学院経営情報研究科の客員教授に就任致しました。

担当する講義名は「ビジネスパーソンの出版戦略」

企業に勤める会社員ならではの学びを、もっと社会に情報発信し、よりよい社会を作っていくことを目指す講義です。

4月からの講義に先立って、2013/2/21に公開講座を行いました。その時の様子がこちらに掲載されています。

(注:任期は2013年度で、2014年3月に退任しました)

2013-04-01