1日16時間・年間365日働く日本電産・永守社長は、社員にどのような仕事ぶりを求めているのか?


DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー2014年9月号に、日本電産社長・永守重信さんのインタビュー記事「持続的エネルギーの源泉は何か 仕事のストレスは仕事で癒す」が掲載されています。

永守さんと言えば、お母様の「倍働け」「絶対に楽してもうけたらあかん」という教えを守り、1日16時間・年間365日働く経営者として有名です。(休みは元日の午前のみ)

その永守さんが、社員に対してどのような仕事ぶりを求めておられるのか、たいへん興味がありましたので拝読しました。

おっしゃっていることは、極めて真っ当なことでした。

—(以下、引用)—

…むしろいまの人に長時間労働をさせると、仕事の質が悪くなっていきます。…

仕事で問われるのは成果です。必要なのは考える力です。つまり、ハードワークは時間ではなく質の問題に変わりました。勝つまでやる、成果が出るまでやる。それが知的ハードワークという言葉の意味です。長時間働くハードワークで成果が出るのであれば、いくらでも長く働けばいい。しかし、いまのビジネスでそういう仕事はほとんどありません。

….一生懸命努力するという「根っ子」の部分は変わらずに、働き方が変わったのです。

—(以上、引用)—

拙著「残業3時間を朝30分で片づける仕事術」で書いたように、現代の仕事のほとんどは「知的作業」。そして知的作業の仕事のアウトプットは、時間ではなく、品質と価値で決まります。

永守さんがおっしゃる「知的ハードワーク」の意味は、私はとてもよく理解できました。

本インタビューでは、他にも素晴らしい永守さんの言葉が散りばめられています。

—(以下、引用)—

・ノーストライク・スリーボールという余裕ある状態では、一球くらい失敗しても大丈夫だろうという甘えが生まれます。だからこそ、失敗する確率が高いのです。

・なぜ全力で働くか。それは、努力が運を呼び込むからです。

・「三流の人材」は先を見ることが得意ではありません。いま、目の前にある山を越えることに集中するだけです。ところが、…懸命に登ることを繰り返すうちに実力をみにつけます。やがて、一流の人材のはるか先を走るようになるのです。

・悪い想定をし始めたら行動することができなくなります。そこで私は、まずはプラス思考を大前提として決断し、そのうえで、リスクを見るようにしています。

・仕事で感じたストレスは、仕事で成功しない限り癒えることはないはずです。…ボクサーのストレスは、次の試合で勝つことによってしか消えないはずです。

・休みの日に働くのも、仕事をするのが心から楽しく、気持ちがいいからです。大事なのは、エンジョイすることです。…仕事をつらいものと思ってはいけません。それぞれが持つ性格と仕事の内容がマッチングすれば、必ず楽しくなるはずです。

—(以上、引用)—

 

元気が出てくる記事ですので、もしDIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー最新号をお読みになる機会がありましたら、ぜひご一読をお勧めします。

【変更履歴 2014/8/16】永守さんのお名前を間違っていましたので、修正致しました。関係者の皆様に謹んでお詫び申し上げます。