永井孝尚ブログ

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アクセスが悪いと、お客さんは来ない?

先週に続き、星野リゾートの星野佳路社長のプレゼンで「なるほど」と思った話です。

星野社長がプレゼンした後、質疑応答でこんな質問がありました。

「私も旅館を経営しています。ただウチの地域は交通アクセスが悪くて、お客さんが来ません。何かアドバイスはありますか?」

私も2年前に「そうだ。星を売ろう」を出版したのがきっかけで、観光関係者とお話しする機会をいただくようになりましたが、同じ悩みを持つ方は多くおられます。

星野さんはこう答えていました。

「アクセスが良すぎるのもマイナスな場合もあります。アクセスが最も重要ではないと思っています。逆にアクセスが悪くても、来たい人は来ます。たとえば『秘境』といったように、なかなか行きにくいことが大きな価値になることもあります」

これは「価値をどう考えるか?」について教えてくれる話です。

「交通が不便なこと」は、あくまでその地域に与えられた条件の1つです。それがいいかどうかは状況によって違うのです。

せっかくなら与えられた条件を、いい方向に使いたいものです。

 

 

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朝活勉強会「永井塾」第22回「リーダーシップ、変革、 そして企業文化を考える」を行いました

本日12月5日(水)、第22回朝活勉強会「永井塾」を行いました。

テーマは「リーダーシップ、変革、 そして企業文化を考える」。
「リーダーシップって、生まれつきのもの」と思いがちですが、現実には育てることができるものです。
そしてリーダーシップと変革、企業文化は、密接に繋がっています。
そこで今回はこの3つのついてお話しし、質疑応答を行いました。

本日のテキストはこちらでした。

今回も多くの方々にご参加をいただきました。有り難うございました。

次回の朝活勉強会「永井塾」は来年1月9日(水)。「第5水準のリーダーシップ」というテーマで行います。

詳しくはメルマガでご案内していますので、参加希望の方はメルマガにご登録いただければ幸いです。ご参加をお待ちしております。

星野リゾートは「やらないこと」を明確にして成長している

星野リゾートの星野佳路社長のプレゼンを聴く機会がありました。先月行われた世界経営者会議です。

実に勉強になるお話しばかりでした。その中で1つ紹介します。

日本のホテルや旅館は、ほぼすべてオーナーが運営しています。一見当たり前ですが、海外では運営と所有が分かれており、ホテル運営に特化している会社が多くあります。

実は日本でも「ホテルや旅館は所有したいけれども、運営はしたくたい」というホテル経営者が意外と多いのです。さらにホテル業は、需要が供給を下回ると(つまりお客様が少なくなると)運営が上手い会社が成長します。

ということで「ホテルや旅館をオーナーに代わって運営します」というのが、星野リゾートです。

 

星野リゾートは、今後10〜20年で世界に通用する運営ノウハウを蓄積しようとしています。

しかし海外で西洋式ホテルを展開しても、海外ホテルチェーンと厳しい戦いを強いられます。

そこで星野リゾートは、海外に日本型温泉旅館を展開する、日本初のホテル運営会社になることを目指しています。

 

経営学者マイケル・ポーターは『戦略でまず考えるべきは「何をやらないか」だ』といっています。

星野さんは数多くの経営戦略理論を学び、それをご自身の経営で実践しています。星野リゾートも「物件は所有せず、運営に特化する」「海外で西洋式ホテルはやらず、温泉旅館を展開する」という戦略を徹底しているのです。

 

私たちも、経営戦略論を学んで、自分に役立ちそうな部分を日々のビジネスで実践したいですね。

 

 

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差別化しようとすると、差別化はできない

「差別化するために、わが社は何をすべきか?」

こう考えて新しくプロジェクトを立ち上げることは少なくありません。
しかしなかなか上手くいかないことも多いのが現実です。

これは「差別化しよう」という出発点が、そもそも間違っているのです。
出発点として考えるべきは、「お客様が困っていて、どうしても解決したいこと」です。

「お客様が困っていて、どうしても解決したい状態」というのは、言い換えれば、「他に解決策がない状態」でもあります。

そのお困りごとを見つけ、解決策を提供すれば、それは他社が提供できないことになります。
その結果として、差別化になります。

差別化は、あくまで結果なのです。

「差別化しよう」と考え、差別化するポイントを一生懸命に探し、商品名を変えたり、商品デザインを変えたり、宣伝文句を変えても、お客様から見て他に選択肢があれば、差別化するのは難しいのです。

だからまず考えるべきは、「お客様が困っていて、どうしても解決したいこと」なのです。

 

 

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どうすれば高い価格で売れる?

価格戦略の本をご紹介すると、企業のマネージャー、特に営業部長さんたちからこんな質問をいただきます。

「なるほど価格の本ですかぁ。いつも値引き要求ばかりで悩んでいるんですよね。
高い価格で売るためには、どうすればいいんでしょうね」

半分ため息をつきながら、こうおっしゃいます。
そんな時、このようにお答えします。

「まずは、お客様からのご依頼を断れる状況を作ることが、大事だと思いますけど」

安売りせざるを得ない状況は、二通りに考えられます。

1.本当は高く売れるのに、安くしている(実は高付加価値
2.本当に安くしか売れないので、安くしている(実際には低付加価値

お客様からのご依頼を断れるようになると、どうなるでしょうか?

1.の場合、お客様は「困るので提案して欲しい」と依頼してきます。実は安くしすぎなのです。(中には相見積もりの当て馬としてお客様が依頼する場合もありますが、そのような駆け引きはここでは除外して考えます)

2.の場合、お客様は「あ、そう。じゃあ、他社に頼む」となります。この状況を続けている限り、絶対に高く売れません。
お客さんから見て低い価値しか提供していないのに、高く売るのは不可能です。他社の真似をしたり、お客様の課題を把握しないまま製品中心で考えていると、こうなりがちです。

2.の状況に陥っている場合、高い価値を作り上げることが必要です。お客様の課題を考え抜き、自社しか提供できない高い価値を作り上げた上で、お客様が「高いけど、さすがだ」という値ごろ感ある価格をつけるべきなのです。

現実のビジネスの現場では、お付き合いが深いお客様に面と向かって断ると色々と差し障りがあります。とはいえ、「まずはお客様からのご依頼を断れる状況を作る」ことが、高い価格を付けるための第一歩なのです。

 

 

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