最初に、TEDxOsakaの8人の登壇者の中で、ただ一人観客からスタンディングオベーションを受けた、このプレゼンをご覧になって下さい。
堂々とした、素晴らしい英語のプレゼンです。山本さんの強い想いがストレートに伝わって来ます。
ちなみに観客の中には、TED Main役員のDeron TriffやGarr Reynoldsもいたそうです。
「ついに日本もこういうすごい中学生が現れたか!プレゼン慣れしていて、しかも英語でしっかり意思表示。準備にも時間をかけたのだろうなぁ」
と思いながら、詳細記事「プレゼンの神様を魅了した14歳のプレゼンテーション」を読んで、さらに驚きました。
・実は山本さん、今回が生まれて初めての英語のプレゼンだった。
・準備日程は3日。しかも校外学習などもあって、英語のプレゼンを準備して、練習したのは1日だけ。それも帰宅して宿題が終わってから。
・実は人前で何かすることって苦手だった。
・「TEDのDeron Triff氏に僕の想いを伝えたかったんです」という通り、強烈な想い・パッションがあった。
・神戸大学の杉本先生からの『プレゼンを楽しめ (enjoy)』という言葉に勇気を貰い、あまり緊張することなくプレゼンをすることができた。
・プレゼンで意識することは、と聞かれ、「シンプルにすることです。シンプルにすることでプレゼンは人々に伝わると僕は思います。….僕はプレゼンテーションと出会って、不要な情報を捨てることを学びました。そして、分かりやすさの本質は捨てることだとGarr Reynolds先生に教えて頂きました」
ううむ。素晴らしいですね。
プレゼンで大切なのは、「何かを伝えたいという強い想い」であることが、とてもよく分かるプレゼンでした。
Tシャツに書いている"presentation zen"の文字がいいですね。
記事の最後で、山本さんは以下のように語っておられます。
「元々、僕は器用じゃないし、ノロいし…だからこそ、人一倍努力しないといけないと思うんです。なぜなら夢はかなうものではなく自分から叶えるものだと思うからです」
10代で頭角を現されるのは「天才型」の方が多いのですが、山本さんの場合は「努力型」なのが素晴らしい。しかもその努力の方向性は、私がこの年齢になってやっと分かったことです。
われわれ大人も頑張らなければ、です。
ちなみに、山本恭輔さんの詳細はこちら
応援したいですね。