「顧客の声が届いていて、ちゃんと理解しているか」が大きな分かれ目になる


日経ビジネスオンラインの記事で、ユーグレナ社長 出雲充氏のインタビューが掲載されています。

なるほど、と思ったのは次の箇所。

—(以下、引用)—

技術にこだわる会社は、直接お客様の声が自分たちに届く仕組みを手放してしまうと急におかしなことになると。これは、いろいろな会社の経営者とお話ししていて実感したことです。

—(以上、引用)—

どの商品やサービスも機能的には大きな違いがない中で、最近感じるのは、「いかに顧客の声が届いていて、顧客の課題を理解しているか」が、価値を創り出す上で、とても大きな分かれ目になるということです。

Mecanismo

「そんなのは当たり前だ」と思われがちですが、実際にお客様が何で困っているかを尋ねてみると、ちゃんと答えられない企業は少なくありません。

顧客のことは販売を仲介している取引先に聞かないとわからないケースもあったりします。

 

自分が顧客の立場で考えると、自分の悩みをちゃんと理解してくれる会社だったら、安心ですよね。

私の場合、著書を読んでいただいた読者の方々の感想はかなりマメにネットでチェックしていますし、講演や研修での皆様の感想は常に把握するようにしています。

チャネル戦略の設計も、顧客の声が届く仕組みをしっかりと残したいものです。