こんなことをいう方に時々出会います。
「ネットにノウハウを書くと知識を盗まれる。だから、書かない」
これは本当に正しいのでしょうか?
知識には「形式知」と「暗黙知」の2種類があります。
形式知は言葉にできる知識のこと。暗黙知は言葉にできない知識(経験知など)のことです。
たとえば言葉でいくら説明を受けて本で勉強しても、人は泳げません。プールに入り、水に浮き、息継ぎやバタ足を実際に経験して泳げるようになります。
このように知識は氷山のような構造になっています。形式知の下に目に見えない膨大な暗黙知があります。
冒頭の話に戻ると、ネットで書ける知識は形式知です。
どんなに言葉を尽くして親切丁寧に書いても、自分が持つ知識の一部しか書けません。
しかしネットで知識を共有すれば、それを学んだ他の人の反応で新たな知識を得て、自分の知識は増えます。新たな形式知を学べば、自分の暗黙知も増えていきます。
さらに知識を共有すれば、それは相手の方にとっても役に立ちます。
自分の知識はどんどんと共有した方が、結局は、相手にとっても自分にとっても、そして社会にとっても、得なのです。(言うまでもないことですが、機密情報や未発表製品の詳細情報は、この話の対象外です)
ですので私も、ブログやメルマガでどんどん学んだことを発信しています。
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