先日ブログで書きましたように、これからの日本は、人口が減少し、需要は減少傾向にあります。
現時点でも需要不足は35兆円と巨額です。
その需要不足を、政府は国家予算による各種公共投資で補おうとしています。
公共投資は本来、公共投資に伴って、支出した金額以上に国民所得を向上させる「乗数効果」を狙っています。
しかし国家予算全体の半分は、国債に頼っています。
乗数効果を狙っているとはいえ、需要不足を補う分を、未来への借金である国債でまかなうというのは、異常事態です。
ある程度の公共投資は必要なことですが、本来は、官の役割は、規制緩和等で需要を喚起するための仕組みを作ることです。
ピーター・ドラッカーは「企業の目的は、顧客の創造にある」と言っています。
本来、需要は官ではなく民である企業が顧客創造を通して作っていき、恒常的な需要拡大につなげていくべきなのでしょう。
そしてドラッカーは、「顧客の創造」のためには、顧客の要求からスタートする「マーケティング」と、新しい満足を顧客に生み出す「イノベーション」の二つが必要である、と述べています。
現在の日本ほど、顧客中心主義のマーケティングと、それを実現する本来の意味での変革が求められている時代はありません。
今後、いかにマーケティングを実践していくべきか、自分自身の実務においても考えていきたいと思います。
仰る通りです。
国が需要を作る動きも必要ですが、何より企業が変わらなければ、本質的な問題は解決しないと思います。
企業は需要を創造するための方法論が分からないため、海外に需要を求めて出ていきますが、海外は海外でグルーバルな激しい競争になりますし、海外となると顧客と関係を作るのも簡単ではありませんから、顧客中心など言っていられない状況になるでしょう。
>現在の日本ほど、顧客中心主義のマーケティングと、
>それを実現する本来の意味での変革が求められている時代はありません。
企業はこの現実に向き合うべきですよね。
キヨさん、
コメントありがとうございます。
私達ビジネスマンが日々の業務で解決していきたいですね。