慶応ビジネスコンテスト(KBC)の最終審査が、昨日(1月9日)、日吉キャンパスで開催されました。
10月に「慶応ビジネスコンテスト(KBC) Study Tourで講演しました」で書いたご縁で案内をいただき、客席から参加いたしました。
応募は50件近くあったそうですが、一次審査・二次審査を通じて、今回の最終コンテストでは6チームがプレゼンを行いました。
「こんなに感激するのは久し振り」という位、すがすがしい、素晴らしいイベントでした。
まず、このイベントは全て在学中の学部生が主催・運営しています。
この運営が素晴らしいですね。
オープニングビデオもなかなかの出来ですし、講演会場の照明の調節や、ロジスティックスも細かいレベルまで考えられています。
アナウンスで、講演者や関係者全員に「~様」で呼ぶビジネスマナー。ビジネスパーソンでは当り前ですが、学生の皆さんが当り前にやっているのがよいですね。
あとはリハーサルを行い、細かいちょっとしたミスや行き違いを防ぐようにすると、さらに格段によくなると思います。
登壇した6チーム、全て素晴らしいプレゼンでした。
プレゼン時間は10分、質疑応答が7分ですが、全て時間通りで、いずれもシンプルで簡潔、かつエッセンスを伝えるプレゼンでした。
本日の観覧者は100名を超えていましたが、経験豊富なビジネスパーソンや経営者も多く参加し、質疑応答も真剣勝負でした。
まさに「ビジネスが人を育てる」ということでしょうか?
それぞれの企画には、事前に先生方のアドバイスがあったり、社会人で経験が深いメンターが各チームにアサインされたりして、ハイレベルに高められていることも印象的でした。
また、いいアイディアは特許出願を行なったり、最終発表会の関越者には「秘密保持に関する合意」を求める等、知財を守ろうという配慮も行なっています。
肝心のプランは、どれも甲乙つけがたい、オリジナリティ溢れたハイレベルな内容でした。
単にアイディアだけでなく、マーケティングプランもしっかりと考えられています。
多くの企画で、慶応大学内や日吉・三田でテストマーケティングを考えているのが印象的でした。
ただ、前述の「秘密保持に関する合意」の関係で、申し訳ありませんが、各プランのご紹介は差し控えます。
デモの時間では、観覧者が各チームのデモを自由に見ることができるように配慮されていました。この場で行なわれる会話でも、様々なアイディアが生まれていました。
あとはプランの実行あるのみ。
ただ、この実行が難しいのですよね。
KBCは、今年で4回目。
過去に育った案件はこちらにある通りです。皆様が既にご存じのものも多いと思います。
今回の多くの企画からも、実際に世の中を変革していくものが生まれていくと信じます。
コンテストに応募された多くの学生の皆様、今回の企画に関わった30名のKBCのメンバーの皆様、そしてサポートされた多くの社会人の皆様、大変お疲れ様でした。
特に30名のKBCメンバーの方々は、学業の傍らで昨年3月のスタートから10ヶ月かけて本日の最終審査までの運営を担当されたとのこと。
大変だったと思いますが、座学ではなく、KBCの運営を通じて学んだことは、将来の大きな成長の糧になったのではないでしょうか?
また、國領二郎先生、奥村昭博先生、インターネット総合研究所の藤原洋社長、イーモバイルの千本社長、アラン・マイナーさん、MIT-EFJ理事の吉田宣也さん、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表の村口和孝さん、面白法人カヤック社長の柳澤大輔さん、等、多くの先生方や経営者、ベンチャーキャピタリストの方々のサポートもありました。
参加した全ての人達に共通するのは、「起業を通して世の中を変革していこう」という熱い志です。
私自身も、この日の感動を今後に活かしていきたいと思うとともに、とても微力でしたが、この企画に関われたことをとても誇りに、かつ嬉しく思います。
関係者の皆様、そして何よりも現役塾生のKBCの皆様、本当にありがとうございました。
ちなみに、タイトルにある #4th_kbc とは、Twitterのハッシュタグです。
これで検索すると、KBC関連のつぶやきがご覧になれます。もしよろしければ、ご覧下さい。