1911年6月16日、IBMの前身となるThe Computing-Tabulating-Recording Company (CTR)社が、米国で産声を上げました。
当時のIBMは、秤やタイム・レコーダー、会計機などを製造していた小さな会社でした。
それから73年後の1984年4月。今から27年前の日本IBM入社式。
日本IBM一年生の私達に、当時社長だった椎名武雄さんは、「IBMは昔、肉秤を作っていた。あなた方がボクの年齢になる頃は、今とは全く違う会社になっているよ」と話されました。
それからさらに27年後の現在、私は27年前のIBMに存在しなかったソフトウェア事業部にいる訳で、まさに椎名さんがおっしゃった通りになっています。
現在のIBMは、170カ国以上で事業を展開し、40万人の社員を抱えるグローバル企業となりました。
このように100年間、事業を継続できたのも、社会やお客様、パートナーの皆様、そして先輩IBM社員の方々のおかげです。
本当にありがたいことですね。
そんなIBMが、この100年間どのようなことをやってきたのかをまとめたビデオ(日本語字幕付)がYouTubeでご覧になれます。
題して「IBM 創立100周年Film 【100×100】」。(5ヶ月前も、当ブログで英語版をご紹介しましたね)
この100年間に生まれた100人のIBM社員(及びその家族)が、生まれた年にIBMが実現したイノベーションについて語っています。
また、IBMが過去に行ってきた様々なイノベーションを、当の本人が語るビデオ(日本語字幕付)、「They Were There -イノベーションと共にいた人々」もYouTubeでご覧になれます。
『The Fog of War』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した、エロール・モリス監督によって撮影されたものです。
さらに人々の仕事や生活の在り方を大きく変えた様々な物語が、「歩み続けるIBMの100年の軌跡 – Icons of Progress」でご覧になれます。
これらを見ると、改めてIBMの本質は「テクノロジーカンパニー」であることが分かります。
実際、IBMは年間6,000億円という巨費を研究開発に毎年継続して投資し続けています。
ということで、米国の著名なジャーナリスト3名による、IBMの100年の歴史と未来への展望を綴った本"Making the World Work Better"も、出版されます。(日本語版は9月頃)
また、現在や将来に影響を与えるであろうトピックについて、世界各国の大学・研究所で講演やシンポジウムを開催しています。
日本でも5月12日に、東京大学で「IBM Day」を開催、パルミサーノ会長が記念講演を行いました。ありがたいことに、参加した学生さんからは「将来IBMに就職したい」といった感想もいただきました。
7月には、東京基礎研究所主催のサイエンス・シンポジウムで、国内外の学界・産業界・研究所の第一人者やお客様と共に、2030年代におけるテクノロジーのあり方と社会的意義についてディスカッションを行います。
9月には、ニューヨーク市で「THINK: A Forum on the Future of Leadership」を開催。政府・企業・学界・科学のリーダーと各国の次世代リーダー約700名とともに、スマートな地球を実現する方法を模索します。
詳しくは、こちらにまとまっています。
IBMが100歳を迎えた本日、「ITを通じて世の中の進歩に貢献する」というIBMの大きな使命の下で、私もIBMの一員として、身を引き締めて、仕事を通じて社会貢献していきたいと思います。
ちなみに、IBM100周年関連のTwitterハッシュタグは#IBM100です。
ということでタイトルにも入れさせていただきました。このハッシュタグで、世界中のIBM 100周年に関するつぶやきがご覧になれます。
IBMのOB会で橋本社長のお話を聞いて思ったこと
Big Blue JapanというIBM のOB会があるのだが、そのOB会で昨日