世の中はすごい勢いで動いています。
いわゆるプロダクトライフサイクルも、どんどん短縮化しています。
例えば下記は平成17年の中小企業白書に掲載されているヒット商品のライフサイクルの比較です。データはこちら。
この調査、一目瞭然です。
5年以上続いたヒット商品は、1970年代以前は59.5%。
1990年代には26.8%。2000年代はわずか5.6%。
さらに2000年代は2年以上続いたヒット商品は50%を切っています。
せっかく市場を立ち上げてビジネスで稼ぐようになっても、その賞味期限はどんどん短くなり、半数以上が2年持たないということですね。
今は2010年代です。賞味期限はさらに短くなっている、というのは、ビジネスパーソンの皆様は実感なさっておられるのではないでしょうか?
このような状況の中で市場を守ろうとしても、市場自体があっという間に消滅してしまいます。なかなか時代の流れに逆らうのは難しい時代です。
最近、日本国内で「イノベーション」という言葉がよく聞かれるようになりました。
むしろ考え方を変えて、労力を市場を守ることに費やすのではなく、イノベーションにより新しい顧客を創造し、市場を生み出すことが必要なのではないか、と思います。