色々な集まりで、グループワークで課題を与えられて、議論した結果を発表するように求められることがよくあります。
参加者がそれぞれアイデアを出し合って、集めるというアプローチもあります。確かに多くのアイデアを必要とする時は、この方法もよいでしょう。
一方で、課題解決が求められている場合は、総花的なアイデアを列挙するだけでは、問題は解決できません。
時間もあらかじめ決められていることも多いので、長時間議論することもできません。
こんな場合私は、問題解決の方法論を使って、次のようにグループの参加者で議論しながら進めるようにしています。
1.最初に、その課題の目的は何かを把握する。
2.その上で、どのような成果や価値を生み出すことが求められているのかを把握する。
中には、課題が与えられた時点で、上記が決められておらず、「自由に考えてよい」という場合もあります。その場合は、1と2を自分たちで仮決めします。
3.対象は誰か?
4.その対象の人たちは、何で困っているのか?
3と4を考えた結果、場合によっては、上記2.を修正することもあります。
5.対象となる人が困っていることを解決するには、どんな対応策が必要か?
6.参加メンバーが過去に経験したケースで、参考になるものはないか?
7.具体的な実行計画はどうなるか?誰が実行するか?実行者がいない場合、誰がやるべきか?
8.あとで確認すべき事項は何か?
基本的にはこの順番で考えますが、必要に応じて最初に戻って修正します。
このアプローチは、様々な問題解決にも応用が利くと思います。