7月28日のNHK番組「プロフェッショナル仕事の流儀」は、中日・山本昌投手でした。
山本昌投手は、現在48歳で現役ピッチャー。日本プロ野球の現役選手で最年長です。
何の気なしに番組を見始めたら、山本昌さんの生き様にグイグイと引き込まれ、結局最後まで見てしまいました。
・入団後、最初の4年間は勝ち星ゼロ。
・ストレートは130Km/h台。しかしキレで勝負。(初速と終速の差が少ない)
・最多勝3回。(93年17勝、94年19勝、97年18勝)
・41歳で、ノーヒットノーランを達成。
・42歳で、200勝。
・2013年時点で、通算218勝164敗。
素晴らしい成績を残しておられますが、番組で山本昌さんはこのように語っています。
「自分には才能も自信もない。だからこそしっかりやっておかないとバチがあたる」
そしてひたすら、基本を地道に積み重ね続けます。
たとえば48歳になった今も、ウォーミングアップなどはベテランの特別扱いでなく、若手と同じメニューを同じ数だけ黙々とこなします。
さらに、年齢とともに落ちていく体力の中でプロとしてのトップレベルを維持するために、技術を進化し続けています。
入団当初の修羅場を経験され、「自分には大した才能はない」との思いが謙虚さを生み、「基本をひたすら積み重ねる」「日々進化する」という姿勢に繋がっているのですね。
番組の最後で、「プロフェッショナルとは」の問いに、山本さんはこのように答えておられます。
自分の決めたことを継続して頑張る、
そして諦めずに最後まで究めるために努力する、
っていうことですかね。
私は山本さんの4歳年上。「自分も頑張ろう!」と思いました。
山本昌さんは今年二軍で頑張っておられますが、早く一軍のマウンドで活躍され、さらに今後も活躍し続けていただきたいですね。