大木さんが起業時の法人口座開設や法人登記について書いていましたので、私の場合について書いてみます。
2013年6月に日本IBMを退職し、独立しました。
個人事業主にするか、会社を設立するかは、割とスムーズに決まりました。
私は当初より、法人企業様を対象に講演や研修をご提供することを考えていたのですが、前職で研修発注の際に発注先が株式会社でないと購買処理が色々と大変だったことを実感していました。そこでかなり早い時期から株式会社設立を決めており、オフィス永井株式会社を設立しました。
大木さんは起業の登記はご自分で行ったとのことですが、私の場合、会社設立の2013年6月〜7月は、前職の引き継ぎ、退職手続き、著書(『「戦略力」が身につく方法』PHPビジネス新書)執筆、講演ビジネス立ち上げなどで、ほとんど時間が取れませんでした。
そこでお世話になっていた会計事務所に一括で請け負っていただきました。
一方で法人口座がないと、法人として売上をあげてもお金が入りません。しかし大手都市銀行の場合、実績がない企業の口座開設はなかなかハードルが高いとも聞いていました。
そこでジャパンネット銀行に口座開設、スムーズに口座開設できました。法人口座維持手数料も不要、振込手数料も少ないので、助かっています。大木さんも書いておられるように、実際の取引でも気にする企業様はまったくありませんでした。
ただ一方で、今年になって「中小企業倒産防止共済」(通称「経営セーフティ共済」)への加入を検討した際、この共済はジャパンネット銀行が代理店になっていないことがわかりました。
このままでは申し込めませんし、今後の金融機関のリスク分散も考え、新たに大手都市銀行に口座を開設することにしました。
大手都市銀行では、ネットバンキングのシステムは、個人口座と法人口座では異なります。検討の結果、Mac使用可能な法人口座を用意しているりそな銀行で開設することにしました。
なお、今回りそな銀行の方とつきあってわかりましたが、経営危機を経験したことで、10年前から支店を17時まで営業したり、最近ではグループ内振込みを24時間365日対応したりと、大手都銀の中でも色々と挑戦を始めておられる様子がわかりました。
まだ会社を立ち上げて1年4ヶ月なので、これからも色々と学んでいきたいと思います。