遅まきながら、Evernoteを使い始めてから、約1ヶ月。日々の行動が変わり、知的生産性も高まりました。
以前は、せっかく思いついたアイデアをメモ書きしていないので、思い出せない、ということがよくありました。
そこでMac使用中にアイデアを思いつくと、すぐにテキストエディターでいつもの特定ファイルに記録するようにしていました。
外を歩いている時などはiPhoneのメモなどを使っていました。
モヤモヤっとした概念が思い浮かんだ場合は、文字入力できません。そこで手帳に図を手書きで書いていました。
それぞれに書いた内容はバラバラ。そこで別々に管理して見る必要があります。これが意外と不便。アイデアがなかなかまとまりません。
今はアイデアを思いつくと、まずEvernoteに書き込みます。
Macでも、iPhoneでも、iPadでも、テーマ別のノートをすぐに見つけることができます。
記入すれば即座にサーバーで同期します。たとえば「ブログアイデア」、「新事業案」、「新著書案」といったようなテーマ別に、常に最新状態のメモを見ることができます。
文字入力できない図のようなものが頭に浮かんできた場合は、手元の紙にさらさらっと描いて、iPhoneで写真を撮って、Evernoteに貼り付けるだけ。
まとめておけば、アイデアが浮かんだ時点で関連性も理解しているので、それぞれのアイデアを繋げることもできます。
つまり、
・アイデアを出力する時間が劇的に短縮する
・さらに情報を整理する手間もなくなる
・加えてテーマ別に情報が自動的に同期でき、最新状況のアイデアを一カ所でまとめて見ることができる→さらに新しいアイデアが沸いてくる
アイデア出力スピードが思考スピードに追いついてくることで、アイデアの生産性が格段に高まります。
さらにホームページ上の情報や、PDF、写真、スキャナーで読んだ情報なども取り込むことができ、写真やPDF上の文字情報も自動的にサーバーで文字認識し、テキスト情報化してくれます。つまり画像上の文字情報も、テキスト検索対象になります。
またKindleでは、気になった部分をハイライトできる機能があります。実はKindleのサイトでは、この自分がハイライトした部分をまとめて見ることができます。この情報をEvernoteに取り込めば、読んだ本のハイライト情報もEvernoteへ簡単に取り込むことができます。
これまでは色々な情報をインプットしても、手帳に手書きで書いたりExcelで整理するのに同じくらいの時間がかかっていました。これが不要になります。
さらにこれらのEvernote上にある情報は全て、文字検索することができます。
ちょうど、自分用に最適化した情報整理用Google検索エンジンを持っているようなイメージですね。
日々持ち歩く情報を紙媒体にする必要性が少なくなるのも、有り難いですね。
先日のブログで書きましたように、Evernote CEOのフィル・リービン氏は1ヶ月前の世界経営者会議で次のように語っていました。
どんなわがままも聞いてもらえる「子ども」。周りが働いてくれる「CEO」。自分の能力が飛躍的に高まる「スーパーマン」。
あなたはどれになりたいだろうか?
私の場合は「スーパーマン」だ。能力を高めて色々なことを実現したい。Evernoteはそれを可能とするのだ。そこで私が提唱しているのは、Augmented Intelligence (知能増幅)。テクノロジーを活用して、人間の知能を増幅するのだ。
私がEvernoteを使おうと思ったのは、彼の講演がきっかけです。(講演直後に会場でEvernoteをダウンロードし、MacとiPhoneにインストールしました)
実際に使ってみて、確かにEvernoteが知能を増幅してくれるツールだと実感しています。
ちょうど今、色々な情報のインプットに努めている時期であることもあり、この1ヶ月間はEvernoteにどんどん情報を放り込んでいます。
せっかくこのような仕事の能力を高めてくれるツールがあるのですから、使わない手はないですよね。
ぜひ来年の仕事に活かしていきたいと思っています。