時間の積み重ねは必須。しかし、それだけでは超えられない壁がある


下記の記事を拝読しました。

意図的な練習をしているか?「一流になるための2つの条件」をモーツァルトとコービーから学ぶ

この記事では「一流の技能を身につけるには10,000時間の積み重ねが必要」と述べていますが、それに加えて、「多くの時間を費やすだけでは一流になれません。意図的に練習することは、また別のことです」と述べています。

このことは、会社員に置き換えて考えてみると分かるのではないでしょうか?

会社員は1年間で2,000時間仕事をしています。5年間あれば1万時間仕事に時間を使っています。

しかし一方で、10年間仕事を続けて、その道の一流の技能を付ける人もいれば、必ずしもそうではない人もいます。

それは、時間の積み重ねに加えて、「明確な目標を持った、意図的な練習」をしているかどうかなのですね。

ちょうど本記事で紹介されているバスケットボール選手・コービー・ブライアント(NBAチャンピオンに5回輝き、2個のオリンピック金メダルを獲得)のように。

 

私が師匠として仰ぐ方は、1970年代の学生時代から講演の名手でした。

十数年前に出会った時は50代。講演の達人でした。

しかし、当時もこの方は、毎回ご自分の講義をカセット録音しておられました。

後で車の中で再生して、改善点を反省していたようです。

現在、還暦を過ぎておられますが、技は益々磨きがかかって名人域。

しかし、現在も常に謙虚に学び続けています。

 

私は有り難いことに独立後に講演のご依頼をよくいただきますが、実は講演はどちらかというと苦手です。

苦手意識があるので、事前にリハーサルをして動画を撮ってチェックし、本番の講演も動画を撮って見返して反省し、さらにアンケートを採って皆さんのご感想やご意見を見て、元にどのようにすれば改善できるかを考えています。

相変わらず講演は苦手ですが、一方で講演では貴重な皆様のかけがえのないお時間を数時間をお預かりすることになります。このお預かりした時間を、少しでも皆様にとって意味あるものにしたいと思っています。

 

私はこの言葉が好きです。

『人生において、「成功」は約束されていない。 しかし、「成長」は約束されている』

時間の積み重ねと、目標を持った意図的な練習を継続することで、未熟ながら少しでも上達し、私自身も成長できればと願っています。