President Onlineのこんな記事を読みました。
入院中に部下20人が離反、競合会社設立。慰留に努力するか
孫正義が出題、思考力を磨く設問
苦労して立ち上げたビジネスモデルのノウハウがそのまま人と共に流出してしまうのは、とても痛いことですね。
詳細は元記事をご覧いただきたく思いますが、特に私が共感したのは下記です。
—(以下、引用)—
こうした裏切りのストーリーは小説やドラマの定番ですが、裏切った人たちが後々に成功するという筋書きは、あまりありません。結局のところ、目先の利益にとらわれた経営ではいずれ行き詰まり、ともに働く仲間からも見捨てられてしまうのでしょう。
—(以下、引用)—
ここに書かれているソフト流通会社ソフトウィングがどのような会社かは私はわかりません。おそらくソフトバンクを去ってこの会社を作られた方々も、必然的な事情があったのだろうとお察し致します。
一方で記事を拝読して「志」の大切さを再認識しました。
一般論ですが、裏切りをきっかけに集まった人たちが一緒になった組織や集団は、一時的には優位な立場に立てるかもしれません。しかし長い間やっていると、色々なことが起こります。
これを乗り越えられるかどうかは、やはり皆が「高い志」を共有しているかどうかだと思うのです。
そもそも自分の会社が「どの顧客の課題」に対して「どのような価値」を生みだそうとしているのか、組織の仲間同士で「志」や「ビジョン」を語り合い、共有することは大切であると改めて思います。
それは「志」や「ビジョン」が、組織の目的だからです。
「利益」(=お金儲け)は本来「志」や「ビジョン」を実現する手段であり、目的ではないはずです。