日本経済新聞2013/5/25の連載「仕事図鑑 CGアニメ監督の仕事」で、CGアニメを制作するDLEで監督を務める谷東さんが次のように語っています。
—(以下、引用)—
どうすれば、CGアニメ監督になれますか?
まず映像をたくさん見ることですね。すると「これが好き」という映画やアニメが見つかります。今度はそのお気に入りを繰り返し見て、なぜ好きなのか、面白いと感じるのかを、自分なりにじっと考えるのです。自分で映像を作る時に、とても役立ちます。今でも僕は仕事の合間を縫って、できるだけ多くの映像を見ていますよ。
—(以上、引用)—
これはすべての仕事に通じる素敵な言葉だと思います。
何かを作る場合、必ずお客さんがいます。
自分がそのお客さんの立場になって、「気に入った」理由をじっくり考える。
このように自分の内面を掘り下げることで、お客さんが本当に何に価値を感じているかが徐々に分かるようになります。
これがお客さんの立場に立った商品作りに活かすことができるのですよね。
ふり返ってみれば、私がマーケティングやビジネススキルの講演をさせていただく場合も、このように考えたことを身近な事例に置き換えてお話しすることが多いのです。
単に真似るのではなく、深く学んでいく。「守破離」につながる言葉でもあると思いました。