仕事の9割以上を占める「地味で単調な作業」の先に、何を見るか?


Yahoo!ニュース個人で、田坂広志先生が下記の記事を掲載しておられます。

「やりたい仕事」を引き寄せる人生の法則

この記事は、こんな冒頭から始まります。

—(以下、引用)—

「やりたい仕事」が貰えて、初めて仕事が好きになり、「やり甲斐」が生まれる。
一流になれば、格好の良い仕事で、毎日楽しく働ける。

若い人は、そう考えがちですが、
それは、まったくの誤解です。

どのような一流のプロフェッショナルも、
仕事の九割は、地味で単調な作業の連続です。

—(以上、引用)—

まったくその通りだなぁ、と思いました。

 

出所は失念しましたが、数十年前に「ナポレオンやチャーチルのような偉人であっても、仕事のほとんどは地味な作業の積み重ねだった」ということを読んだ記憶があります。

一方で仕事人としての人生は、数十年にも及びます。

地味で単調な仕事を「雑用」と見るか?

あるいは「何らかの意味がある仕事」として取り組むか?

数十年で大きな違いになるのではないでしょうか?

 

私も現在の仕事のうち、「9割」というよりも「97%」は、ひたすら地味で単調な作業の積み重ねです。もしかしたら周りからは、講演やメディア出演、雑誌や本の執筆といった華やかな表舞台の仕事ばかりしているように、見ていただいているかもしれませんが。

しかし一方で、このような一見地味で単調な仕事も結構充実したものですし、これらを一つ一つキッチリ仕上げることで、残り3%の表舞台の仕事が納得のいくものになることもまた、実感しています。

そしてこの積み重ねで、いいご縁をいただき、機会をいただく表舞台が少しずつ上がってきたようにも思います。

 
この『「やりたい仕事」を引き寄せる人生の法則』の記事は、今の自分の仕事について考えているすべての人に読んでいただきたい記事だと思いました。