まずテザリング対応を発表し、次にイー・アクセス買収を決めた孫さんのすごさ


先日のエントリー「実は今後の通信業界勢力図のキャスティングボートを握っていたイー・アクセス」で、ソフトバンクのイー・アクセス買収について書きました。

改めて孫さんが凄いなぁと思うのは、まずテザリング対応を発表して、その後でイー・アクセスの買収交渉し、まとめあげたところです。

普通の企業の経営者ならば、まずイー・アクセス買収を合意した上で、テザリング対応を発表すると思います。

しかし、孫さんが凄いのは、まず市場に対してタイムリーにメッセージを出すことがなによりも大切であることを十分に理解していた点。そしてリスクを取ってテザリング対応を発表し、その上でプレミアムを付けて買収合戦に勝利した点です。

「リスクを取ったスピードある経営判断が出来ること」が現代の企業にとって貴重な資産であることと、改めて思いました。

 

 

2012-10-06 | カテゴリー : ビジネス | 投稿者 : takahisanagaicom