米国は、何でもスケールが桁違いにでかいのは、皆様ご存知の通りです。
ステーキの大きさは日本の数倍。
マックでコークを頼むと1リットル程のモノが出てきます。
レストランでワインを頼んだりすると、ウェイターがあの大きなブルゴーニュタイプのグラスに並々とワインを注いでくれちゃったりします。(「ヲイヲイ違うだろ」と思ったりしますが)
そんな米国ですが、やはり何といってもスケールがでかいのは山火事なのではないでしょうか?
Technobahnのこちらの記事では、カリフォルニアで発生した煙の長さが1000Km以上の山火事の衛星写真が掲載されています。
1000Kmってすごいですね。
このようなスケールの大きな山火事、実際には地上ではどんな感じなのでしょうか?
実は1994年に米国南西部に撮影旅行に行った際、山火事に出会ったことがあります。
カリフォルニア州のモントレーからサンタバーバラに向けて車で走っている最中に、この山火事に出会いました。
車の進行方向100Km程先にある空全体が真っ黒になっていました。
途中、その近くを通ると、空の半分以上が真っ黒になっていて、左手の山からものすごい噴煙のようなものが上がっていました。
てっきり「火山の噴火か?」と思いましたが、山火事でした。
100Km程離れると、やっと火事の煙が薄らぎ、普通の青空に出会えました。
この山火事の煙、160Km離れたサンタバーバラからも見えました。
恐らく先の記事のものと比べるとスケールは一桁小さいものですが、それでもすごいスケールでした。
米国では、この程度の山火事は、結構頻繁に発生しているようです。
ちなみに、国立公園等では、近年山火事も生態系の中では重要なプロセスを果たしていることが分かったので、自然発火の山火事であればある程度の大きさまでは消火しない方針だそうです。
ご参考までに、当時撮影した写真をこの山火事の掲載します。
左は数十Km離れたところから撮影したもの、右は近くを通過した際に20mmの超広角レンズで撮影したものです。
2007/10/24 18:20追記:高橋さんのブログで、Sunの社員の方が、Technobahnに掲載されている山火事で亡くなられたということを知りました。ご冥福をお祈りいたします。 また、あたかも「対岸の火事」のような書き方をしてしまいました。反省しております。