『そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル』を出版


『そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル』を、4月14日に出版しました。

「そうだ星を売ろう」表紙

 

シリーズ60万部を突破した『100円コーラ』シリーズ、そしてその後の『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ』に続く、新たなビジネスエンターテイメントです。

今回の舞台は、南信州の温泉郷。

「温泉郷だけが売りだと、衰退の一方だ。そうだ。満天の星空を売ろう」と立ち上がり、2015年に星空で観光客6万人を集客した、長野県阿智村。

その取り組みを実際に取材し、経営理論で裏付けしつつ、取材・執筆に6ヶ月間をかけて、楽しめる物語に仕上げました。

本書の紹介文です。

長野県の阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語。

温泉旅館で働く新人・諸星明は、衰退する温泉郷の立て直しに挑戦する。しかし周囲は無関心。過去の成功体験が忘れられない反対派もいる逆風のなか、諸星と数人の仲間で始めた「ディズニーを超える」という挑戦は、「売れない時代」の新しいビジネスモデルを創りあげていく――。

ヒトなし、カネなし、モノなしの限られた状況の中、諸星は新規事業を成功できるのか? 長野県・阿智村で実際に起きた実話に基づくビジネス物語。

 ジョン・P・コッターの「企業変革の8ステップ」を中心に、ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』、ジェイ・B・バーニーの『企業戦略論』、『ゼロ・トゥ・ワン』『アダプト思考』『リーンスタートアップ』『競争優位の終焉』など最新ビジネス理論を網羅した、ストーリーで「企業変革」が学べる1冊

また、目次は次のようになっています。

プロローグ 廃れた温泉郷が、ディズニー超え?
第1章 温泉郷の強みは、温泉か? 【大量生産・大量販売時代の終わり】
第2章 そうだ、星を売ろう! 【「当たり前のもの」が強みに変わる】
第3章 星の村 【コッターの企業変革力】
第4章 星のガイド 【ヒト・モノ・カネより大切なもの】
第5章 見えない星空 【リスク管理と失敗の3ステップ】
第6章 星のタウンミーティング 【抵抗勢力を味方につける】
第7章 星の絆 【「やりたいからやる」モチベーション3.0】
第8章 星の特産品 【1を100に育てるリーンスタートアップ】
第9章 五平餅協力隊 【ビジネスは合理的に判断できない】
第10章 星の模倣 【競争優位性の終焉と終わらない変革力】
エピローグ 成功体験を捨てる勇気

 

阿智村から学べることは、沢山あります。

地方創生マーケティングがテーマですが、地域や観光業に留まらず、多くの業界で価値創造に取り組む人たちにお読みいただければと思います。

 

 

 

 

2016-04-14