前回および前々回でご紹介したように、書籍の出版について試行錯誤は続いていました。
その一方で、もともと文章を書くのは好きだったこともあり、ブログやネットで書いているコンテンツは少しずつ蓄積されていきました。
■前々回にご紹介したメルマガ「プロフェッショナル・サンデー・フォトグラファーへ!」
・2004/1から2005/10まで約2年間かけてメルマガで配信。
・ちょうど書籍1冊分のボリューム。七部構成。
・技術論ではなく、ハイ・アマチュアを対象に、写真に関わっていく心得をまとめたもの。
・類似書はない。
・配信数に比べて、読者からの反響も大きく、かつ深い→読者の声はこちら
・しかし、どの程度のニーズがあるか見極められない。
■本ブログ(「永井孝尚のMM21」)
・元々、マーケティングについて書こうと思って始めたもの。
・その後、外資系企業での勤務体験に基づいて、昔から考えてきたグローバル化の中での日本のあり方についても書くようになった。
・また、ビジネス・スキル系の話も書いている。
・この結果、主に「マーケティング」「ビジネススキル」「グローバライゼーションと日本」の3テーマでコンテンツが溜まっていった。
結果的に、2007年末の時点で、写真関連で1冊分、ビジネス関連で3冊分のコンテンツが、ウェブ上に溜まっていました。
一方で、「本を出したい」と思い始めた10-15年前には自分でも若いと思っていた私も、今年1月をもって40代後半です。
「もし出版社経由の出版が無理ならば、自費出版でもよいので、何らかの形で自分の考えを本にまとめ、世の中で同じ悩みを持ってきた方々に対して発信していきたい」
と思うようになりました。
しかし、販売チャネルが常にネックでした。
「売れなくても、とりあえず100部でもいいから、作っちゃおうかな?」
「でも100万円くらいはかかるかなぁ。元手がなぁ」
とも考えはじめましたが、きっかけが得られず、なかなかふんぎりがつきません。
そうしているうちに、2008年を迎えました。