私は来年50歳です。
一般に定年は60歳と言われます。新入社員は一昔前。ちょっと前に30歳になり、ついこの前に40歳を迎えたばかりという意識でしたが、会社に入ってはや今年で27年目。60歳まであと11年間です。
いまだに恥ずかしいほど未熟で反省することばかりですし、まだまだ学び足りないことを痛感しておりますが、そろそろ定年後のことも含めて、どのように生きるかを考えていく歳になりました。
そのように思っていたら、9/13の日本経済新聞夕刊の記事「定年後に待つ長い老後――人生100年時代を生きる、退職後も働く」に、今年100歳になられる安藤さんのことが書かれています。
—(以下、引用)—
安藤さんは慶応大学を卒業後、三井物産を経て、家業の水産業を継いだ。戦争から復員後も家業に追われ、やがて50歳で引退。晴れて老後を迎えたのは、高度経済成長が本格化した1960年代初めだった。
(中略)
….85歳の時、適正な価格で農産物などを買い取る「フェアトレード」方式でコーヒー豆の輸入事業を始めた。今も夏にコロンビア、冬にはタンザニアへ単身で出かける。
—(以上、引用)—
ううむ、「四十、五十は洟垂れ小僧」という、昔からある言葉を思い出しました。
安藤さんが引退された1960年代初めは、まさに私が生まれた頃です。
今49歳の私が生まれた頃に仕事を引退されながら、いまだにご活躍とは、素晴らしいですね。
もちろん、100歳で安藤さんほどの健康を保っている人は少ないと思いますが、100歳の長寿者は急速に増えています。私の祖母も、今年100歳で大往生しました。
記事によると、1963年に153人だった100歳以上の人たちは、2011年には47,756人、厚生労働省は2050年には68万人を超えると予測しているそうです。
記事では、100歳の今も、仲間と山登りに出かける安藤さんの写真が掲載されています。ご立派です。
改めて、自分として、100歳までちゃんと活動できるように身体を作ること。そして60歳で一区切りなどと考えずに働き続けることが出来るようにしたいと、思いました。(まだまだ「洟垂れ小僧」なのですから)
もちろん、自分が100歳まで生きられるかどうかは、神のみぞ知ることではありますが。