1万人に1人のレアカードになる方法


Business Media誠に藤原和博さんへのインタビュー記事「仕事をしたら“10年後のサラリーマン”が見えてきた」が掲載されています。

これは身につまされますね。

情報化社会とは、情報処理能力がコモディティ化していく社会です。

ですから、情報化社会以前は貴重だった情報処理能力の価値はガクンと下がります。

さらに情報が幅広く流通し、情報を持っている者と持たない者の格差がグローバル全体で均質化されます。ですので情報の非対称性はますます小さくなり、情報の非対称性で潤っていた人達(=規制などで守られていた人達)は激しい競争にさらされることになります。

そこで藤原さんは「情報編集能力が必要」であり「レアカードになれ」とおっしゃっています。

レアカード(希少価値の高い存在)になるのは難しい….と思いがちですが、実はちょっとした努力の積み重ねで誰にでもなれるのです。藤原さんは以下のようにおっしゃっています。

—(以下、引用)—

1万人に1人の存在になることは難しいことですが、100人に1人だったらかなりの確率でなれると思うんですよ。例えば、パチンコをするのかどうか、電車の中で寝ているのか本を読んでいるのか。こうした違いだけでも、2分の1、4分の1……となっていき、すでに25人に1人になっている。このように考えると、100人に1人になることはそれほど難しいことではないんですよね。

—(以上、引用)—

そして二つの領域で100人に1人の存在になれば、1万人に1人の存在になる、とおっしゃっています。

今後のビジネスパーソンのあり方を示唆する良記事だと思います。

 

第二回目まで掲載されています。第三回目は3/20。楽しみです。