最近、当ブログではほとんど写真の話を書きませんが、1982年に初めてキヤノンF-1Nを買って以来、私はキヤノンのヘビーユーザーです。
1982年 F-1N
1988年 New F-1
1992年 T90
1994年 EOS-RT
1995年 EOS-5QD
1996年 EOS-1n RS
2002年 EOS-3
2004年 EOS-1Ds
2009年 EOS-5D Mark II
改めて見ると、よくこれだけ買ったものです。(レンズは省略しますが、過去購入したLレンズは8本です。Lレンズ以外は数知れず)
キヤノンの一眼の中でも、F-1とEOS-1はいわゆるフラグシップ(旗艦)モデル。プロフェッショナルの厳しい要求に応えてきました。
このEOS-1は、デジタル時代になって1Dと1Dsの二つの系列がありました。
1DはAPS-Hサイズ(28x19mm)で主に報道・スポーツ用、以下のように進化してきました。
EOS-1D: 2001年、415万画素、ISO 100-1600
EOS-1D MarkII: 2004年、820万画素、ISO 100-1600
EOS-1D MarkIII: 2007年、1010万画素、ISO 100-3200
EOS-1D MarkIV: 2009年、1610万画素、常用ISO 100-12800
1Dsはフルサイズ(36x24mm)で高画質版、以下のように進化してきました。
EOS-1Ds: 2002年、1110万画素、ISO 100-1250
EOS-1Ds Mark II:2004年、1720万画素、ISO 100-1600
EOS-1Ds Mark III:2007年、2190万画素、常用ISO 100-1600
そして、ITメディアの記事『究極へ挑戦する「X」――キヤノン「EOS-1D X」』にもありますように、この1Dと1Dsの二つ系列は、1DXで統合されることになりました。
フルサイズですが、画素数はEOS-1Ds Mark IIIから若干グレードダウンして1810万画素。しかし常用ISOは51200まで(最大204800まで)、秒12コマ撮影、という凄まじいスペックになっています。
1Ds Mark IIIでは2000万画素を超えた画素数ですが、画素数競争は終了した感があります。他社の動向を見ても、このフルサイズ1800万画素といった辺りが、現時点では現実的な線なのかもしれません。
ISOは今後の製品でもまだ伸びるかもしれません。私が2009年から使い始めたEOS-5D Mark IIはISO 6400まで設定可能ですが、撮影範囲は大幅に拡がりました。明るいレンズを付けると、普通に目に見えるものはほぼ手持ちで撮影できます。しかしEOS5-D Mark IIではISO6400になるとさすがに画像劣化が目立ちました。EOS-1 DXの常用ISO 51200という世界、是非体験したいものです。
ただ、個人的にはEOS-1D系の1.2Kgのボディを日常的に持ち歩くのはそろそろきついので、EOS-1DXの技術を移植したEOS-5D Mark III(?)の登場を期待したいところです。