ミシュランガイド東京2008が間もなく発売されます。
目利きの調査員が東京の美味しい店を同一基準で採点し、厳選された150店が掲載されています。
一方で、様々なグルメサイトでお店の口コミ評価が掲載されています。
両者がどの程度関連しあっているのか、興味があったので調べてみました。
とは言え、一人で150店を一店ずつ照合するのは大変なので、価格コムの「ミシュランガイド東京2008年」のサイト上での口コミ評価(5点満点)と比較してみました。
結果は以下の通りでした。
(平均点・標準偏差は、口コミ評価されている店のみを対象にしています)
★★★の店の平均点が一番高いのはさすがですが、★★の店との差が標準偏差の半分なので、有意な差があるとは言えそうもありません。★の店と★★の店の差もほとんどないですね。
ただ、今後はハロー効果により、これらの★がついた店が高い評価を得る可能性はあるかもしれません。
評価基準が異なりますし、こちらに書いたような集合知の壁問題もあるので、一概に「口コミ評価の方が正しい」「ミシュラン・ガイドの方が正しい」と決められる問題でもありませんが、興味深い結果です。
ちなみに、ミシュランのサイトによると、★の定義は下記の通りです。
★★★ そのために旅行する価値がある卓越した料理
★★ 遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
★ そのカテゴリーで特に美味しい料理
評価ポイントは
(1) 素材の鮮度と品質
(2) 調理技術の高さと味付けの完成度
(3) オリジナリティ
(4) コストパフォーマンス
(5) 常にクオリティを保つ料理全体の一貫性
だそうです。