なぜ「夢中になることをやり、情報発信し続けること」が必要なのか?そしてそれは、社会貢献になるのか?


昨日ご紹介したアエラのインタビューで、文字数の関係で掲載できなかったことをご紹介したいと思います。

『自分を変えるための2つのルール』が、なぜ

・夢中になれることをやること
・情報発信を続けること

なのか、です。

二週間前に当ブログで「天才は回数で勝負、という話」というエントリーを書きました。

デイヴィッド・ケリー/トム・ケリー著「クリエイティブ・マインドセット」では、モーツァルトやダーウィンといった天才的な創造力の持ち主は、失敗の数も多いことを挙げて、

……最終的に”天才的ひらめき”が訪れるのは、他の人よりも成功率が高いからではない。単に、挑戦する回数が多いだけなのだ。

と書かれています。

実際、創造的なことに挑戦するとうまくいかないことが多いのです。しかし挑戦の回数が多いほど、学びが蓄積され、深まります。

だから失敗を、「苦しい失敗」と思うのではなく、「楽しい学び」と考えることができればいいわけですね。

実際にはうまくいかないと落ち込むことも多いのですが、夢中になれることであれば、一時的に落ち込んでも「一つ学んだ。また挑戦だ」と気持ちを切り替えることができます。

つまり、

夢中になれることだったら、何回失敗しても、挑戦し続けられる

ということですね。

さらに情報発信で「これをやりたい」と意思表示し行動すると、仲間が集まってきます。

桃太郎の場合も、「幸せな世の中にしたい」というビジョンを持って、「鬼ヶ島の鬼をやっつける」という具体的な行動をすることで、仲間が集まったわけです。

加えて情報発信は、成長を加速してくれます。

自分一人で学び続けても成長します。これを仮に「自己完結モデル」と名付けます。。

しかし学びを情報発信すると、外部の人たちからのフィードバックも得られます。これを「情報発信モデル」と名付けます。厳しい意見、洞察に満ちたアドバイスなど色々と教えてくれることもあるでしょうし、仲間のご縁も得られることもあります。そこからさらに学びを得ることもできます。

「自己完結モデル」は成長がリニアになるのに対して、「情報発信モデル」は成長は指数関数的に増殖していくイメージになります。

重要なことは、「情報発信は、目的でなく手段である」ということです。単に情報発信すればよいのではありません。読み手にとって価値ある情報を発信し続けることが必要です。価値ある情報を創り出すことで、自分の学びも深まり、読み手からのフィードバックも得られるのです。

私自身、ブログを書き始めて、自費出版をやり、「100円のコーラを1000円で売る方法」を出版するまでの道のりが、まさにそうでした。

8年前の2006年に、マーケティングに関する情報発信をブログで開始。色々な学びをいただき、ご縁も広がりました。

本を書きたかったものの、出版未経験の人間に出版社はなかなか興味を持っていただけませんでした。当たり前ですよね。そこで2008年、自費出版で初めての本を上梓。その後も失敗を重ねながら色々な方々のご縁のおかげで「100円のコーラを1000円で売る方法」を出版。その後の活動に繋がっています。

うまくいかずにへこむことも多かったのですが、「マーケティングについて学びを深めて、世の中に情報発信し、よりよい世の中にしたい」という夢中になれることだから続けられたのですね。

このように考えると、『自分を変えるための2つのルール』は、

・夢中になれることをやること
・情報発信を続けること

に集約されるのではないか、と思います。

そしてその「夢中になれること」「世の中の役に立つこと」であれば、社会貢献にも繋がるのだと思います。