似鳥昭雄さんの私の履歴書より、「うさぎより亀が勝つ」


一昨日のブログに続き、似鳥昭雄さんの私の履歴書からです。

2015/4/18の「私の履歴書」で、「なるほど」と思ったのが、「うさぎより亀が勝つ」という部分。

非科学的で、行き当たりばったりの人海戦術だった似鳥さんは、チェーンストア経営の大家である渥美俊一先生に出会い、研究会に入会し、学んでいきます。そこで渥美先生がおっしゃったのが、この冒頭の言葉。

—(以下、引用)—

それでも先生は「うさぎより亀が勝つ」というのが口癖だった。「賢いやつは慢心するし、できると怠けたりする。素直に柔軟にこつこつとやるのが大事だ。鈍重たれ」と話していた。父から「のろまで頭が悪い」と言われていただけに、この言葉は勇気を与えてくれた。

—(以上、引用)—

似鳥さんは「のろまで頭が悪い」と言わてきた、と振り返っておられます。

私も子どもの頃はそれほど出来は良くありませんでしたし、会社に入ってからも、優秀で要領が良い同期と比べ昇進は遅い方でした。

 

そんな中でも成長する黄金ロールがあるとすれば、「好きなことを、コツコツやる」だと実感しています。

才能だけでやった優秀な人を、コツコツ続ける並の人が凌ぐことはよくあるのです。

「ひたすら愚直に続けろ」と言われると「自分にはちょっと無理」と感じたりしますが、「うさぎより亀が勝つ」と考えると、「亀の自分も、もしかしたらやれるかも」と勇気が沸きますよね。

渥美俊一先生の「うさぎより亀が勝つ」という言葉は、まさに顧客視点の言葉なのだな、と感じました。

ウミガメ