ジャパネットたかたが、なぜSPA(製造小売り)になるのか?


ジャパネットたかたでは、あの創業者である高田明さんが社長を引退し、2015年1月から息子さんの高田旭人さんが社長に就任されています。

まだまだお若い高田明さんが社長を後進に譲ったジャパネットたかたは注目度が高く、今週は週刊東洋経済2015年4月25日号で8ページの特集が組まれたほか、日経ビジネス2015年4月20日号の記事「新社長の独白」でも、新社長・高田旭人さんへのインタビューが掲載されています。

この日経ビジネスのインタビュー記事で、「なるほど」と思いました。

高田旭人社長は、「世の中に埋もれている良い商品を発掘することが私たちの存在価値だということです」と前置きした上で、このようにおっしゃっています。

—(以下、引用)—

良い商品がなければメーカーとの共同開発を増やしていこうと考えています。アフターサービスも自前で手掛けるようにしました。目指すのは通販業界のSPA(製造小売り)なのかもしれません。

—(以上、引用)—

SPAとは、ユニクロやGAPのように、商品の製造から消費者への小売までを手がけるビジネス形態のことです。

現在、ジャパネットたかたは、小売の部分をしっかり押さえていて、消費者が欲しいものを敏感に感じ取り、厳選した商品を通販で消費者に届けています。

通販

さらに、消費者が「欲しい」と思うような商品がない場合は、自ら企画して作って、売る。

「顧客が求める良い商品を届ける」という原点を共有した上で、創業者である高田明さんが作ったモデルを、さらに進化させています。

30代後半の若きリーダー・高田旭人社長が率いる新生ジャパネットたかたがどのように発展するのか、楽しみです。