昨日11月26日(木)の夜は、文化放送オトナカレッジへのレギュラー出演第5回目。今回は「ブランドに頼るブランドはダメになる」と題して、お話ししました。
ブランドとは、結果です。愚直な顧客満足の積み重ねで、ブランドは作られていきます。消費者が賢くなった現代では、お金をかけても強いブランドは作れません。
「ウチの売りはブランド」と思うのは、実は危険なことなのです。ブランドに頼り、顧客の期待値を上回ることができなければ、ブランドは徐々に崩壊してしまうからです。
ということで、今回の講義内容レジュメです。
1.「我が社の強みはブランドです」は間違っている。
2.ブランドは鍾乳洞だ。
3.「顧客満足」はどうやって生まれるのか?
4.「虎屋」と「IBM」が生き残ってきた理由
後半のお話しでは、「ブランド資産」についてご紹介しました。
コーラのロゴを見ると「喉が渇いた時、飲んだらスッキリするな」とか、アップルのロゴを見ると「使いやすくてカッコいいイデジタル機器だな」と考えるのが、まさに「ブランド資産」です。
ちなみに2015年グローバルブランドランキングによると、1位はアップルで1702億ドル、2位はGoogleで1203億ドル、3位はコカコーラで800億ドルだそうです。いずれも10兆円を超えています。凄いことですよね。
そして、ブランドが強い会社は、日々のビジネスで愚直に顧客満足を積み重ねているのです。
今回の講義前半の様子は、「オトナカレッジ 聴く図書館 Podcastアーカイブ」でもお聴きになれます。→今回分はこちら
恒例、アナウンサーの砂山さんとのツーショットです。
「ブランドとは、顧客満足=信頼の積み重ね」なのですね。(3行目の「の」の字が、手で隠れてしまいました)
実は、人も同じです。「あの人は誠実だ」「信頼できるな」という人は、日々の行動の積み重ねですよね。自分のブランドも考えていきたいですね。
お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。
次回の第6回目は12月3日(木)、「柳の下にドジョウは2匹いるのか?」というテーマでお話しします。
お楽しみに。