いよいよ2016年も大詰め。
今年一年を振り返る時期になりました。
2016年、皆様はどのような1年でしたでしょうか?
今年1年の結果は、今年、自分が頑張った結果です。
同時に、過去に自分が考えて選択した結果の蓄積でもあります。
その選択とは、昨年末、3年前、あるいは10年前かもしれません。
私の場合、2016年は、マーケティングについて数多くの講演・研修を行わせていただき、また2冊の本を出すことができました。
改めて振り返ると、いまマーケティングで仕事をさせていただいているのは、IBM大和研究所の製品開発マネージャーだった18年前、マーケティングの「マ」の字も知らなかった当時の私が、「このまま製品中心に考えていては行き詰まる」と考えてマーケティング職に異動しようと決意した結果です。
異動直後の数年間は同期と比べて昇進も遅れ、開発部門の先輩からは「自分のキャリアをちゃんと考えているのか?」とアドバイスされ、「本当に異動は正しかったのか?」と悩みました。しかしこの数年間、マーケティングの世界で試行錯誤したおかげで今の私があるので、いまでは心から「正しい決断だった」と思います。
著作・講演・研修の仕事ができているのは、4年前に日本IBMの人材育成部長だった時に、退職・独立後のビジネスモデルとして、著作・講演・研修の三本柱を思い描き、3年半前に独立した結果です。
今年2冊の著書を上梓できたのは、編集者とのご縁をいただき、昨年末から2冊を出版すべく動いていたからです。
いい面だけをご紹介しましたが、実際には「ちゃんとできた」と思うこともあれば、「これは残念だった」と思うことも多々あります。
いずれにしても、2016年の自分自身は、よかったことも悪かったこともすべて、過去の様々な時点で、自分が考え、選択した結果の積み重ねです。
今年も本日12月27日を含めて、あと5日。
そして心機一転する正月を迎えます。
来年、3年後、10年後。
自分はどうありたいか。
どうあるべきか。
いま考え選択したことは、確実に来年・3年後・10年後に現実となります。
そんな自分の人生を考える上で、年末年始はとてもいいタイミングでもあります。
どうか、よいお年をお迎え下さい。
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