日経ビジネスの「経営教室」で、LIXIL瀬戸社長が連載をしています。
今週の2018年6月18日号は、最終回の第5回目。
その中でこんな一節がありました。
何かをものすごく一生懸命考えると、それは脳みそのどこかに染み付くんですよね。だから意識的に考えなくても、潜在意識がそれを整理し直してくれます。そうすると、いい考えが思い付いたりするのです。
だから僕は、鈴木(雅哉、現MonotaRO社長)たちにいつも言ってきたんです。「追い詰められたらとにかく考え抜け。考えて考え抜いたら、必ず正解にたどり着くから」
まさに「我が意を得たり」と思いました。
瀬戸さんとは状況がまったく違いますが、私は本を書く際に、行き詰まることがしょっちゅうあります。
完全に追い詰められたときなどは、本当に書斎のじゅうたんに腹ばいに寝転んで、両手で頭を抱え、足をバタバタさせ、「ウーン、ウーン」と大きな唸り声をあげながら、大汗を流して悩むこともしばしばです。
とても人様にはお見せできない、あられもない姿です。
しかし、行き詰まっている原因は何か、どこに問題があるのか、解決するためのヒントは何なのか、徹底的に考えに考え抜くと、大抵は1〜2日で、「ふっ」とした瞬間に、正解が見つかるのです。
そうやって見つかった正解は、とても素晴らしいモノになることも多いのです。
瀬戸さんは次のように締め括っています。
読者の皆さんも、脳みそから血が出るほど、考えて下さい。
あなたの顕在意識で、脳みそから血が出るほど徹底的に考えることで、いつも隠れているあなたの潜在意識が助けてくれるのです。
そして必死に考え抜いて正解にたどり着く経験を繰り返すことで、あなたは着実に成長しているのです。
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