今朝は第28回朝活勉強会「永井塾」。テーマは「デザイン思考、はじめの一歩」でした。
デザイン思考とは、デザイン手法を応用し、問題解決の方法論へ進化させて、イノベーションを生み出すためのものです。
デザイン思考はおおはやりです。「ウチの社員もデザイン思考を学べば、いいアイデアをたくさん出してくれるはず!」と考えて、デザイン思考を社員に学ばせる会社は少なくありません。
しかし一方で、私はある種の「危うさ」も感じています。
デザイン思考の出発点は「全ての人には、創造性がある」という考え方です。リアルな顧客を自分自身で観察し、アイデアを重視して、プロトタイプを問題解決手段として使います。
しかし単に手法だけ踏襲しても、デザイン思考で成果を挙げるのは難しいのです。それは、アイデアを出す段階に起こります。
意図せずして社員の新しい発想を会社が呪縛してしまっていることが多いのです。
私は、成功を左右するのは、社員が持つ内発的動機付けを引き出せるかである、と考えています。
そこで今回は下記をテキストに、デザイン思考の考え方と課題を考えていきました。
「発想する会社!」(トム・ケリー著)
「イノベーションの達人!」(トム・ケリー著)
「知識創造企業」(野中郁次郎、竹内弘高著)
今回も早朝から多くの方々に参加いただき、感謝です。
次回の朝活勉強会「永井塾」は7月3日(水)。「シュンペーターのイノベーション論」がテーマです。
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