8月7日は、第90回の朝活・永井塾。テーマは『ビジネスの本質が学べる アダム・スミス「国富論」』でした。
テスラCEOのイーロン・マスクは2018年、X (Twitter)にこんなポストをしています。
「アダム・スミス、最高」
(“Adam Smith FTW” FTW は”For The Win”の頭文字で「最高」という意味です)
「経済学の父」と称されるアダム・スミスの主著書『国富論』は、イーロン・マスクの愛読書です。
250年前の本ですが、現代社会でも通用するビジネスの本質が学べる本書は、ビジネスパーソンの必読書です。
ただ残念なことに「国富論? 市場で利己的に行動すれば適正価格が決まる『見えざる手』が書いてある本でしょ」と言う人が多いのが現実です。これはアダム・スミスの意図とはだいぶ違うのです。
本書が英国で刊行された1776年当時、英国では商品や貨幣の交換の場として「市場」が急成長していました。しかし当時は「経済学」という概念はなく、市場の概念をうまく説明できる理論も存在しませんでした。この難題に挑戦したのが、スミスです。
スミスは「どうすれば国家は豊かになるのか?」と考え、膨大な経済の出来事をベーコン以来伝統のイギリス経験論を駆使して地道に調べ上げて考え抜き、10年かけて書き上げたのが本書です。
そこで今回の朝活永井塾では、下記の本をテキストに、ビジネスパーソンの視点で、仕事で役立つ経済学の源流を学んでいきました。
『国富論』 (アダム・スミス著)
ご参加下さった皆様、有り難うございました。
【プレゼン部分】
またリアルタイムに参加できなかった方々には動画配信をお送りしました。
次回・9月4日(水)の朝活勉強会「永井塾」のテーマは『ビジネスパーソンが現代の経済を理解するための ケインズ経済学とフリードマン経済学』です。申込みはこちらからどうぞ。