本日(10/19)の日本経済新聞に掲載された黄桜の広告、素晴らしいですね。
1979年1月31日の「空白の一日」から28年の歳月を経て、初めて出会った江川卓さんと小林繁さんが、初めてお互いに言葉を交わしながら酒を酌み交わす様子が掲載されています。
この企画、黄桜のHPでも紹介されていますね。黄桜のHPには読売新聞に10/14に掲載された新聞広告もこちらに載せています。
よく見ると、HPにある読売新聞掲載広告と、本日の日経の広告は内容が違います。シリーズものなのでしょうか?すごく凝っていますね。
日経の広告の一部を引用します。
—(以下、引用)—
小林「ただ逆に考えると、あの一日がなかったらお互いたいしたその後の人生を送っていなかったかもしれない」
江川「うんうん、平凡というのもおかしいかもしれないけれど、淡々と生きてしまっているかもしれない」
小林「そう、刺激を避けながら」
江川「ものすごい刺激でしたから」
小林「..(中略)…(トレードということがなければ)おれも22勝するなんてあんな力は出せていないと思うし」
—(以上、引用)—
このようなことを経験した二人でしか語れない話ですね。
—(以下、引用)—
江川「時が経たないと。多分今の時でよかったんですよね。お会いしたのが」
小林「(江川君と会って)残りの人生が少し変わったものになるんじゃないか、っと思う」
江川「ひとつの区切りをさせて頂いて、これからはいい年を取っていけるのかな、って」
ふたりは握手を交わした。長いこと、手を握ったまま立ち尽くしていた。そしてスタジオには拍手が鳴り響いた。
—(以上、引用)—
当時、二人の鬼気迫る投げ合いを固唾を飲んで見ていた私も、拍手したい気分です。
「人を結ぶ、時を結ぶ」という黄桜のメッセージをまさに具現化した、素晴らしい広告だと思います。