私、30代中頃からジョギングに凝っていたことがありました。
ジョギングを始めた頃は、100m走っただけで脈拍がグングン上がり息もゼイゼイいっていましたが、1-2年間続けているうちに苦ではなくなり、半年後にはハーフマラソン、1年半後にはフルマラソン、2年後には80Kmウルトラマラソンを完走できました。
運動神経はほぼゼロの私のような人でも、有酸素運動であるジョギングでは練習を積むことで確実にパフォーマンスが向上します。とは言え、全く運動していない状態から始めたためか、私の場合は最高タイムは4時間15分止まりでした。
マラソン大会で走っていると、3時間台で走る人達(サブ・フォー)の体形は明らかに異なっていることがよく分かります。筋肉の張りが肌に現れている、とでも言えばよいのでしょうか?
また、マラソン大会では、あまり子供達の姿を見ることはありません。年齢制限を設けている大会が多いことも理由かもしれませんが、そもそも、飽きっぽい子供達が、長時間の有酸素運動をやりたがらないという面もあるのかもしれません。
そんな先入観を持っていたところで、表題のニュース。
「8歳の女児が記録的な速さで42.195kmを完走―海南省海口市」
ニュースに掲載されている写真の姿を見る限り、子供とは言え、確かにサブ・フォーの体格と走り方ですね。
マラソンは身体の筋肉中を走る毛細血管へのダメージも大きいため、子供の身体発達へ悪影響もあるような気もしますが、実際のところ、どうなのでしょうか?
そう言えば、半年ほど前に、インドの6歳位のジョギングが大好きな男の子のことをテレビで放映していました。走るのが大好きで、放っておくとそれこそ何時間でも走り続けています。
奇しくも、二大人口大国である中国とインドのお話ですが、両国合わせると10歳以下の子供の数は恐らく3-4億人程度になる筈なので、確かに中にはこのように並外れたエリート・ランナーがいてもおかしくないような気もします。
グローバルに目を向けると、途方もない人達がいると改めて認識した次第です。