もしあなたが、「こうしたい」「こうなったらいいな」という具体的な夢を持っていたら、それを実現する意外と簡単な方法があります。
毎日、「×××××するぞ」「×××できた」と、毎日言葉に出して、言い続けること。
「いくらなんでも、それだけじゃ無理じゃない?」「永井さんのブログも、いよいよオカルト系に走り始めたか」と思う方もおられるかもしれませんが、意外とこれは真実です。
私自身、20代の頃は毎日、「よし、写真展やるぞ」と独り言を言い続けていました。そして27歳の時、銀座キャノンサロンで個展を開催しました。
そして40代の頃は、「マーケティングの本を出すぞ」と独り言を言い続けていました。今は十数冊の本を出しています。
(今から思えば、周囲の人は「変な独り言を言い続ける、ちょっと変な人」と思ったかもしれませんね)
世の中には色々な商品やサービスが溢れかえっています。
それらは一つ残らず、以前は存在しておらず、誰かが自分の心の中に描いていたものです。
だから、まず「自分の心に、『こうしたい』と思い描くこと」が出発点です。
「こうしたい」という夢を思い描ければ、目指す山頂に向かって、山の中腹まで来たようなものです。
そこからは実現するだけです。
そして実現するためには、行動に繋げることが必要です。そこで重要になるのが、自分の潜在意識。
人間の多くの行動は、顕在意識でなく、潜在意識がコントロールしています。
だから潜在意識が、夢に向かって本気になることが、自分の具体的な行動に繋がります。
ここで大切なことがあります。潜在意識には「人称」がない、ということです。
たとえば、「あの人、ダメじゃん」と言葉に出した場合、その言葉は潜在意識には、人称部分の「あの人」がキレイさっぱり削除された上で、「ダメじゃん」という自分を攻撃する言葉に変換されてインプットされてしまいます。
怖いですよね。
常にポジティブな言葉・きれいな言葉を使った方がいいのは、知らない間にその言葉が、自分の潜在意識に刷り込まれてしまうからなのです。
だから、何かいいモノに出会ったら、「ダメだね。自分だったらこうする」というのではなく、「素晴らしい。自分も出来る」と思うことが大事なのです。
また私たちはともすると「悪い方へ悪い方へ」とネガティブに考えがちです。
たとえば「×××××したいけど、自分にはできっこない」と思うと、潜在意識にはそれが既成事実として刷り込まれてしまうのです。
ですので、ポジティブに考えることが必要なのです。
これは、訓練です。
しかし意識的に潜在意識に働きかけようとしても、潜在意識は受け付けません。
だから潜在意識なのですね。
では、どういう状態で受け付けるかというと、リラックスしたり、ボーッとした状態。
この状態の方が、自分の潜在意識は暗示にかかりやすいのです。
ちなみに、視聴者がTV CMをボーッとしながら眺めるために、企業がTV局に大金を払うのは、この理由です。
ここまでお読みになれば、なぜ
毎日、「×××××するぞ」「×××できた」と、毎日言葉に出して言い続けること。
が、夢を実現する方法なのか、おわかりいただけると思います。
「×××××するぞ」は、実現する意識付けのため。
「×××できた」は、実現した自分をイメージし、そこからさかのぼって具体的に何を行うべきかをイメージするため。
つまりこれは、潜在意識に夢を刷り込み、その実現のための行動に繋げるための方法論なのです。
ということで、夢を持っていたら、まず「×××××するぞ」「×××できた」と、毎日言葉に出して、言い続けてみましょう。
何よりも自分の潜在意識が助けてくれますし、もしかしたら、本当に助けてくれる人が現れるかもしれません。
当エントリーは、2年半前に当ブログで書いた「潜在意識の力を活用すると願いは実現できる、という話」を大幅に書き直したものです。