11月12日(木)の夜は、文化放送オトナカレッジへのレギュラー出演第4回目。今回は「不毛な値下げ合戦は何を引き起こすのか?」と題して、お話ししました。
利益を削った価格勝負は、体力勝負。しかし体力は徐々に失われていきます。品質も低下し、顧客満足度も下がっていき、顧客離れを引き起こします、その末にあるのは、市場の大絶滅。まさに悪循環ですね。
ということで、今回の講義内容レジュメです。
1.値下げ合戦が引き起こすもの。それは「大絶滅」。
2.1960年代アメリカのコーヒー業界のエピソード。〜値下げ競争→品質低下→市場が半分に
3.大絶滅の後に「価値競争」が生まれる。
4.絶滅した恐竜の子孫は、今も生き続けている
5.価格競争から抜けだして、“進化”しよう!
利益を削った不毛な値下げ合戦は大絶滅を引き起こしますが、一方でコスト構造を大きく変えて低コストにして、低価格で製品やサービスを提供するケースもあります。たとえばネット証券やネット生保などは、そうですね。
価格勝負をするのならば、利益を確保した上で、智恵を絞ってコスト削減を図る。
そうでなければ、高い価値を必要とする別の顧客の課題を理解して、解決策を提供したいものです。
今回の講義前半の様子は、「オトナカレッジ 聴く図書館 Podcastアーカイブ」でもお聴きになれます。→今回分はこちら
恒例、アナウンサーの砂山さんとのツーショットです。
悪循環に陥らず、常に好循環を作っていきたいですね。
お聴きいただいた皆様、ありがとうございました。
次回の第5回目は11月26日(木)、「ブランドに頼るブランドはダメになる」というテーマでお話しします。
お楽しみに。