4月8日は、第38回の朝活・永井塾。テーマは「全てのビジネスはサービスである 〜 サービス・ドミナント・ロジックの世界」でした。
新型肺炎の影響を考えて、今回も動画配信でお送りしました。
私たちは「企業が価値を生み、顧客に提供すべき」と考えがちですが、最近「この考え方は間違い」といわれ始めています。
これはモノに支配された考え方(グッズ・ドミナント・ロジック、GDロジック)です。
弊害の最たるものが、顧客を考えなくなること。米国の鉄道会社は、自社事業を輸送事業でなく鉄道事業と考え、衰退しました。モノ発想で考え続けた結果です。
モノづくり企業が「顧客志向への変革」と言い始めているのは、GDロジックは「顧客視点で価値を生む」という発想がないためです。
そこで2004年にラッシュらが論文で提唱したのが「全てのビジネスはサービスの交換である」と考えるサービス・ドミナント・ロジック(SDロジック)です。最新マーケティング理論の多くは、少なからずこのSDロジックの影響を受けています。
SDロジックは「モノづくりに励んでいるのに何故売れないのだろう?」という悩みから抜け出すヒントを与えてくれます。
そこで今回は下記をテキストに使い、SDロジックの考え方を学んでいきました。
サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用 (R.F.ラッシュ著)
今回もこんな感じの動画を配信しました。皆様からメールでいただいた御質問には別途お答えいたしました。有り難うございました。
次回の朝活勉強会「永井塾」は5月13日(水)。テーマは「サービス・イノベーション 〜 製造業のサービス化」。次回もネット配信で行います。
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