今日は春らしい、いい天気でしたね。今朝の駅までの道も快適でした。
このような日は、まだ5歳だった春のことを思い出します。
当時、私は鎌倉の深沢に住んでいました。
まだモノレールが走る前で、田んぼ等が至るところにあり、自然のままの小川もありました。
幼稚園に通い始めた頃、私が所属していた「うめ組」のみんなで近所を散歩しました。
心地よい陽気で、柔らかい日差しの中、春の小川が本当に「サラサラ」流れているように聞こえました。
子供の低い目線では、小川の中に魚やおたまじゃくし等が泳いでいるのがよく見えます。周りに咲くすみれやレンゲ、タンポポ等の花を覚えたのも、この頃でした。
毎日が新鮮で楽しかった頃の大切な思い出です。
「春の小川」という歌がありますが、今になってこの歌詞を見ると、当時、幼かった私が感じたことがよく表現されていると改めて思います。いい歌ですね。1912年の作詞・作曲だそうです。
春の小川は、さらさら行くよ。
岸のすみれや、れんげの花に、
すがたやさしく、色うつくしく
咲けよ咲けよと、ささやきながら。春の小川は、さらさら行くよ。
えびやめだかや、小ぶなのむれに、
今日も一日ひなたでおよぎ、
遊べ遊べと、ささやきながら
わたしも子供のごろの歌が懐かしいと思うんだ。