12月14日の日本経済新聞「一目均衡 日本は今も「通称国家」か」で、経済規模を考えると日本は世界でも有数の貿易が不活発な国だとの指摘がされています。
—(以下、引用)—
貿易依存度という指標をご存じだろうか。(中略) その国の経済がどの程度貿易(外との交流)で支えられているかを示すものだ。(中略)
…日本の貿易依存度は22%で、世界銀行によると世界178カ国中なんと175位。日本より下位には中央アフリカ共和国、米国、ブラジルしかいない。同じ工業国として日本と競う韓国やドイツは60~80%に達し、自国経済とグローバル経済の結びつきは日本よりはるかに深い。
海外からの長期投資の受け入れでも「世界の孤児」の感がぬぐえない。日本への海外からの直接投資残高は約2000億ドルで、GDPの4%程度にとどまる。(中略) ..米国でもこの比率は20%前後、旧ソ連時代に長らく閉鎖経済を続けたロシアでも15%ある。
(中略)
少子高齢化の波が襲うなかで、国を開く努力を怠れば先細りは自明である。
—(以上、引用)—-
1970年代から80年代、日本企業は自動車の輸出攻勢で貿易摩擦を起こしたこともあって、輸出を差し控えようという時期もあったりしました。
しかし実態は、記事にあるように、世界で見ると、貿易依存度は世界178カ国中175位。海外からの長期投資もGDPの4%。
世界全体から見ると、鎖国状態に近い状態、と言えるかもしれません。
少子化で国内市場が縮小し、世界全体ではグローバル化が進んでいます。
来年は、グローバル化を考えることが、ビジネスパーソン一人一人にとって大きな意味を持ってくるように思います。
ということで、私も、来年の早い時期に英語の本を出すべく、がんばります。