IBMは、今年、創業100年。
IT企業ではありますが、実はかなり古くからある会社です。
100年前は当然ながら今の形のコンピュータはありませんでした。
では、この100年間、IBMは何をやってきたのか?
その軌跡が、YouTubeで13分でまとまっています。
(再生画面をダブルクリックすると、高解像度でご覧になれます)
その年に生まれたIBM社員が、その年のIBMを語る、というスタイルです。
一番最初に語っているのは、1911年に生まれた人。
1990年代前半に経営危機にあったIBMを立て直した、ガースナーも1942年に出ています。
さらに、ガースナーの前に会長だったジョン・エーカーズも1934年に出演しています。久し振りに見ましたが、元気そうです。
現会長のサム・パルミサーノも、いつもと違う素の顔で1951年に出演しています。
他にも、様々な国々から、様々な立場のIBM’ersが出演しています。
さらに、多くの日本人が、IBMの歴史に様々な形で関わっていることも、改めて分かります。
この100年間、IBMは好調な時もありました。
大きな経営危機に陥ったことも、何回もありました。
その度に、ビジネスの形態を大きく変え、発展してきました。
IBMのこの100年の歴史のうち、私は今年で27年間をIBMで過しています。
1984年に私が入社した時、当時の社長だった椎名武雄さんは、入社式で次のようにスピーチしていました。
「IBMは常にビジネスの形を変えてきた。なにしろ、昔は肉秤器を作っていたんだ。君達がボクの年齢になる頃には、今と全く違う会社になっている筈だ」
実際、1984年当時のIBMは大型コンピュータが主なビジネスでした。
現在は、大型コンピュータは全体のごく一部。
おおよそ20年毎にビジネス形態を変えてきた、という感じでしょうか?
IBMという会社に27年間いて、最近になって改めて、IBMのビジネスが大きく変革し続ける中にいて、私自身が学んだもの、得られたこと、そしてその有り難さが、分かってきました。
これからの100年間も、自身を変革し続け、今とは全く違った形で、世の中に貢献していく会社であり続けることを祈っています。
IBMの100年と、100のイノベーションがわかる動画(日本語版)
IBM創立100周年ということで、大先輩の永井さんが、 「この100年間、IB