先日、休みの日に都内を歩いていたら、会社のOBとなられている先輩に会いました。
定年まで勤めて、現在は年金暮らしとのこと。
会社から年金が支給されているそうで、「僕達の年金のためにも、仕事頑張ってね」と言われました。
会社の先輩を見ていると、多くの方々は、60歳で定年を迎えた後は年金+パートタイム的な仕事で生活している人が多いように感じます。
この世代の方々の多くは、子供達は独立し夫婦だけで生活、生活費もそれほど掛かりません。年金にプラスして若干の収入があれば、それこそ60歳から悠々自適の生活です。
一方で、こちらの記事にもあるように、昭和36年生まれ以降の人は、年金支給が65歳からになります。
私は昭和37年1月生まれ。
つまり、私と同学年か、それよりも若い人たちは、この対象です。
もし会社員として仕事して60歳で定年になると、65歳までの5年間は、何らかの手段で生活費を確保する必要があります。
会社員が60歳を過ぎて再就職すると、多くの場合、収入は激減します。
しかも先輩達よりも今の世代は晩婚化が進んでいるので、60歳を過ぎてから子供達の学費がピークを迎える人も少なくありません。
今はまだ社会問題として受け取られていませんが、10年後には大きな社会問題になってくる可能性があります。
今までの上の世代とは、さまざまな前提が大きく変わってきています。
本来は行政側で対策を考えるべき問題かもしれませんが、自分でできる対策は始めておくに越したことはありません。
記事にも書かれていますように、現在50歳の人たちは、これから10年間をどのように過して備えるか、改めて自分自身のライフプランを具体的に考え始めることが必要だと思います。