田坂広志先生が、内閣官房参与に任じられたのが、2011年3月27日。
その日から3週間、週末返上で、早朝から深夜まで、福島原発事故対応に取り組んでおられるそうです。
その田坂先生から、「風の便り」特別便が、届きました。
15分間のYouTubeメッセージのリンクが付いています。
メッセージを見て、改めて、目の前にある仕事に思いを込めて取り組むことが、今、私たちに求められているのだ、と思いました。
田坂先生から、「多くの方々に伝えて頂きたい」とのご希望もあって、当ブログで紹介させていただきます。
この思いが一人一人に拡がり、日本の新しい歩みが始まっていくことを祈っています。
—(以下、「風の便り」特別便から引用)—-
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田坂広志 「風の便り」 特別便
いま、内閣官房参与として
福島原発事故に取り組んでいますこの仕事をお受けした心境を
メッセージ動画
「いま、あなたに何ができるのか」
によってお伝えします=======================================================
田坂です。
3月27日の夜、
人生の転機が訪れました。東日本大震災によって引き起こされた
福島原発事故。この事故対策のため、原子力の専門家として
政府に助言をして頂きたい。総理から内閣官房参与就任の要請を受けたとき
聞こえてきたのは、いつものように
「天の声」でした。それが、たとえ
「火中の栗を拾う」仕事であったとしても
誰かがやらなければならない仕事。そして、かつて原子力工学の研究者として道を歩み、
「原子力施設の環境安全研究」で学位を頂いたことも
この日のために天が与えた配剤であったのかもしれない。そう思った瞬間に、覚悟は定まりました。
それから、2週間余り。
週末も返上し、早朝から深夜まで
福島原発事故への対策に追われる日々。この状況は、まだ何か月続くのか。
その予想もできない状況でありながら、
なぜか、心の中は静かです。それは、やはり、覚悟を定めたからでしょう。
3月23日に行った講演
「東日本大震災 いま、あなたに何ができるのか」
この講演において、多くの方々に語った思いが、
心の奥深くにあるからでしょう。いつの日か、我々は、語る。
いつの日か、我々は、必ず、語る。
その思いを、改めてもう一度
メッセージ動画として、お届けします。http://www.youtube.com/watch?v=UO9wZZSJd0w
何かを感じて頂ければ、幸いです。
そして、多くの方々に、
このメッセージを伝えて頂ければ、幸いです。いま、目の前にある大切な仕事。
その仕事に全力を注ぐため、
「風の便り」は、しばらく休ませて頂きます。
有り難うございます。
—(以上、「風の便り」特別便から引用)—-