「最近の若い者はなっとらん」「礼儀を知らん」と言う言葉を耳にすることがあります。
しかし私が若い頃も、上の方々に同じように言われていました。
古代エジプトの粘土板にも象形文字で「最近の若い者は礼儀を知らない」と書かれていた、という話も、事実かどうかは分かりませんが、聞いたことがあります。
私は、朝カフェやブロガー会議、社外の勉強会、そして勤務先等で、20代・30代の方々とお話しする機会も多くいただいています。
私自身は、今の若い人達にはまじめな人が多いと感じています。(もしかしたら、20年間続いている不況、激化する競争、少子高齢化など、バブル前夜だった私たちが20代の頃と比べてはるかに厳しくなっている社会的状況と、ITの発達やグローバル化などの大きな可能性が影響しているのかもしれません)
もちろん、社会経験の累積値は40代・50代の方に分がありますが、逆に未経験であるからこそ先入観にとらわれず色々とチャレンジできる、という強みがあります。
そして人間は、チャレンジして得られた結果を通して、学んでいくのですよね。だから社会が新しい状況になっても、人間社会は進化していく。
もし今の自分が、20代の自分の行動を見たらどう感じるか…..、たぶん、心配で観ていられないと思います。
今から考えても、恥ずかしいほど青臭いことを考えていましたし、「そんなの無理に決まっているじゃん」と思うようなことにも結構時間を使ってチャレンジしていました。しかし、そのようなことをやっていて失敗を重ねてきたからこそ、学んだことも多いのです。
ですので若い人達が、色々と傍目には無謀なチャレンジをしていたとしても静かに見守り、アドバイスを求められたら真剣にお応えする、ということが大切なのかなぁ、と思います。
しかし、このように書いている現在の私も、まだまだ試行錯誤しながら、経験を通して学んでいます。上段者の方からみて、現在の私も、おそらく危なっかしくてしょうがないんでしょうね。