白川さんのブログ「過剰チェックの悪循環からいい加減脱出しませんか、あるいは思考停止の罠」を拝読しました。
非常に重要なご指摘だと思います。
そして私が思ったことは、
管理そのものは、新たな価値を生み出されない
ということです。
新たな価値は、「イノベーション」、「大きなリスクを伴う挑戦」、あるいは「顧客が抱える困難な課題の解決」といったものから生み出されます。
もちろん管理という仕事自体は極めて大切です。私自身、管理系の仕事をかなりやってまいりました。イノベーションやチャレンジの過程もしっかり管理する必要があります。
しかしながら、過度な管理は逆にリスクへの挑戦を阻害する方向に作用します。
「想定外の事態」に対する非難が強まっている現状、私は白川さんが指摘されている過剰な管理はますます強まる方向にあるように感じられてなりません。
過剰な管理は、明確なKPI (評価指標)が決まっていないことが原因になっている場合も多いように思います。
そして明確なKPIが決まっていないのは、プロジェクトの目的や期待される成果が明確に定義されていなかったり、業務プロセスがブラックボックスになっていないことが原因になっていることもまた、多いように思います。
そもそもの目的や期待される成果を定義したり業務プロセスを理解した上で、最小限のKPIを定義して管理は本質的に必要な最小限のものにとどめ、新しい価値の創造にもっと仕事の時間を使いたいものです。
永井さん、こんにちは。白川です。
「管理そのものは、新たな価値を生み出されない」
シンプルで実に本質的です。
でも、必要だからやる。
でも、必要以上にやるべからず。
ということですよね。
そして、過剰チェックから脱出するために、よく管理体制や業務プロセスの整理(見える化)をするのですが、それがなぜ効果的なのかが、自分で腑に落ちました。
ありがとうございます。
白川さん、
コメントありがとうございました。
やはり「過ぎたるは及ばざるがごとし」でしょうか?