ニューズウィーク日本版のサイトで、『復活の鍵はアマゾン型 「サービス製造業」』という記事が掲載されています。
この記事では、「サービス製造業」という新しい概念の事例として、AmazonとApple を紹介しています。(ありがたいことにIBMも紹介いただいています)
かつてのメーカーの仕事は工場から製品を出荷するところまで。優れた製品をデザインし製造すれば十分で、販売は小売業者任せでした。
今は製品そのものは最終目的ではなく、消費者に提供する体験のきっかけにすぎません。
つまりサービス製造業の時代には、メーカーが小売業やコンテンツの提供者を兼ねることになります。この記事では、「消費者に一貫した体験を提供しようとしているAppleやAmazonに、その答えがある」としています。
1ヶ月ほど前に「2年前買ったKindleに、改めてGlobalで闘う戦略を見る」というエントリーを書きましたが、「サービス製造業」の場合、製品とインフラは世界共通プラットホームとして提供されていることもポイントなのではないかと思います。
■メーカーが小売とコンテンツ提供を兼ね、消費者に一貫した体験を提供する
■そのために、グローバルで共通プラットホームを構築する
記事を読んで、この二つのポイントが、消費者が「体験」を求めるグローバル時代の製造業に求められるのではないか、と思いました。