何かお願いするとき、こんな言い方をすることってありませんか?
「これ、ご承認いただけないと本当に困るんです」
「そこはそれ、まぁ色々と事情があって、…..」
「お願いしますよ。そこは察して下さい」
「それ以上言わせないでください」
こんな言い方は、日本人の間だと多少は通じるんですよね。(まぁ、実際には通じないことの方が多いでしょうけれども)
しかし日本人以外との交渉では、OKされる可能性はほぼゼロです。そもそも英語に訳せません。
中には「言葉じゃダメだ。土下座をすれば、誠意も伝わるし、相手もわかる」という方もいたりします。私は外国人に土下座はしたことはないですが、おそらく通じないと思います。逆に「日本人は謝罪すればOKと思っている」と見られるだけだと思います。
やはりお願いする場合は、事実とロジックが必要です。
手間と時間をかけてでも、事実に基づいて、相手が同意するようなシンプルなロジックを作れば、少なくとも欧米人相手であればほぼ要望を通すことができます。相手は「It’s unreasonable (不合理だ)」と言われるのを何よりも恐れるので。
グローバルコミュニケーションで必要な力は、英語よりもロジック、と思います。
日本人的浪花節スタイルは英語圏の人間にはダメな様ですが、ドイツ人には結構通じましたよ。
逆に通じそうで通じなかったのが中国人、韓国人。
この人たちにはロジックでも通じなくて、結局、金でねじ伏せるってことになってしまいましたけど。
永井さんこんにちは。justification という言葉がありますよね。誰が見ても客観的に理解できる承認するための適切な事由、というものがないと、組織やチームで動いている会社では承認されることはないと理解し、後進にも指導しています。何かあった時に客観性のない事由で承認したとなると訴追されるおそれもありますし。人種や国を越えて、現代のビジネスマンはどうあるべきか、という議論なのかもしれません。個人的意見でした。
通りすがりさん、
確かにおっしゃる通り、地域によって違いますよね。ありがとうございました。
玉川さん、
ありがとうございます。Accountabilityですよね。ちゃんとわかりやすく理解できるように説明するのは難しいものですが、本来、ビジネスで求められていることはその点なのですよね。
英国人相手だと内容がないと
sorry, I don't understand what you sayやWhat's the point? It's a problem that…でやられるのでIやWeやwellを柔らかく入れると効果的でした。