2011.6.6の日経ビジネスの記事「ビジネスにもAKB48旋風」で、東京大学・妹尾堅一郎特任教授の言葉が紹介されています。
—(以下、引用)—
「”手が届かないスター”を育ててきた昔のアイドル商法とは異なり、AKB48の手法は”どこにでもいる普通の女の子”を集めつつも、組合せを変えたり、総選挙で”部品”単体の価値を高めたりする。CD販売だけでなく、イベントやグッズ、さらには地域ごとに類似グループを作るなど、企業が参考にすべきノウハウが散りばめられている」と妹尾特任教授は話す。
—(以上、引用)—
記事にも書かれているように、自動車のように部品段階から独自技術をすり合わせて作る「インテグラル」型モデルではなく、典型的な「モジュラー型」モデルですね。
今回の記事をきっかけに、改めてWikipediaのAKB48の項目を見てみましたが、かなりシステマティックに運営・構成されていることを再認識しました。
すり合わせで作るインテグラルモデルはパターン化しにくくなかなかシステム化できない反面、モジュラー型はパターン化しやすくシステム化することで強みが出てきます。
このようにシステマティックな仕組みを作り上げて、いわゆる「AKB48というエコシステム」構築まで持ってこれたことが、成功の要因なのかもしれませんね。
ご無沙汰してます。稲川です。
似たような話かもしれませんが、先日、私の好きなラジオ番組「JK Radio Tokyo United」で、レディ・ガガのビジネスモデルを「Gaga-nomy」として研究しているマーケティングの先生の話を紹介していました。
・SNSを用いたファンとの距離感
・明確なストーリーテラー
は、今回と前々回のブログ記事に共通する部分かなとも思いました。
Gaga-nomyについては、podcastでも聞けますので、もしよかったら、聞いてみてください。
http://www.j-wave.co.jp/blog/tokyounited_sys/globalfrontline/
それでは、失礼します。
稲川さん、
コメント&ご紹介を下さり、ありがとうございました。
ファンと一緒に、ストーリーをいかに紡いでいくか、ということなのでしょうね。