オルタナティブブログでもよく紹介される、お掃除ロボットルンバ。
国内家電市場ではロボット掃除機市場は2ケタの成長が続いていて、その中でもルンバは7-8割のシェアを持っています。
2012/11/11に掲載された日本経済新聞の記事「そこが知りたい 掃除ロボ、ルンバなぜ好調?——米アイロボットCEOアングル氏」で米アイボットCEOのコリン・アングル氏のインタビューが掲載されています。
ルンバがなぜ優れているかについて語っていますが、個人的に興味深かったのは次の部分です。
—(以下、引用)—-
——日本のロボット技術をどう思うか。
「少しだけ意見させていただけるなら、ヒューマノイドの分野に日本は時間をかけすぎてきたのではないか。消費者が解決してほしいことは何かが置き去りにされてきた感じがある。ただ、イノベーション(技術革新)を生む日本の力はすばらしい。消費者が抱える問題の解決に力を注げば、すごいものが出てくる」
「例えば一人暮らしの高齢者を支援するロボットはそのひとつだ。高齢化は日本では差し迫った問題であり、そうした分野でこそ日本のリーダーシップは発揮されていくだろう」
—(以上、引用)—-
インタビューを拝読し、消費者の言いなりになるのではなく、消費者が気がつかない課題を見つけ出して解決することが求められているのだ、と改めて感じました。
顧客の言いなりにならず、顧客の課題を見つける。
考えてみれば、昔のトランジスターラジオ、ウォークマン、今ではiPod、iPhone、みなそのように生まれたものだと思います。
その答えは、やはり顧客にあるのだと思います。